第2号(Vol.2) 
5月13日発行
発行元:(財)ジョイセフ
E-mail: tarte@joicfp.or.jp
Web Site: www.joicfp.or.jp
 ハテナ?de わーるど - 日本とネパールのお食い初め -
 一口たると - ジェンダー・フリー -
 カフェ・アヴェイユ - 「女か男か・・・産む」編 -

1994年のカイロで開催された国際人口開発会議(ICPD)で、「リプロダクティブ・ヘルス/ライツ(性と生殖に関する健康/権利)」という概念が国際的に認知されました。「たると」は、この「リプロダクティブ・ヘルス/ライツ」を、わかりやすい形で取り上げて配信するメルマガです。この「たると」をきっかけに、誰もがかかわる大切な問題だと認識してもらえたら・・・。そんな願いを込めて、毎月2回(第2・第4木曜、2004年限定)配信していきます。
「たると」で、あなたの「リプロダクティブ・ヘルス/ライツ」について、考えてみませんか? そして一緒に語ってみませんか? 






日本とネパールの「お食い初め」

 日本では生後 100 日目にお祝いする「お食い初め」。ネパールでは、生後6ヵ月でお祝いをします。その日から赤ちゃんはお米を口にすることができるため、 "Rice feeding Day” と呼ばれています。家族は、大人が普段口にする 84 種類の食事(お酒も!)を用意し、お坊さんを招いて子どもの成長を祝います。ネパールでは 1000 人のうち 71 人の子どもが 1 歳の誕生日を迎えないままその命を失っています。子どものお祝い事の持つ意味がずしんと伝わってきませんか?            by DOME






ジェンダー・フリー

性別によって差別を受けたり生き方を制限されることなく、すべての人間が多様な個性と能力を発揮できること。「男女の区別をなくすこと」でもないし、「中性人間をつくること」でもありません。

「ジェンダーフリー・性教育バッシング - ここが知りたい50のQ&A 」
浅井春夫・北村邦夫・橋本紀子・村瀬幸浩(編著) 2003年 大月書店

 性教育に対するバッシングが、 2002年から一段と激しさを増してきた。中学生向けの性教育小冊子『ラブ&ボディBOOK』が強い批判に曝され、一斉回収されてしまった“事件”を知る人は多いだろう。攻撃は、地方自治体の男女共同参画条例やジェンダー・フリーの考えにも集中した。批判の矛先はリプロダクティブ・ヘルス/ライツにも及んだ。今回のバッシングの特徴として、一部メディアも攻撃に与し、「ポルノまがいの性教育」「中絶を容認するリプロダクティブ・ヘルス/ライツ」「ジェンダー・フリー教育は日本の伝統文化を破壊する革命運動」などの誤ったメッセージを流し続けている。

それでは、バッシングの真のねらいは何か?それを推進しているのは誰か?海外にも同様の動きはあるのか?本書は、現実に起きている国内外の問題とその背景を、 22名の著者が50のQ&Aを通し簡潔明瞭に解説している。一連のバッシングは、私たちの基本的人権の否定につながる深刻な問題である。一人でも多くの人が本書を手に取り、何が事実かを正確に知って欲しいと切に願う。知ることは力である。
 (書評: 芦野由利子さん・日本家族計画協会)






「女か男か・・・産む」編

ハッチ)  ゴールデンウィークはどうだった? 私は産休に入って、すっかりペースがのんびりモードです!と言いたいところだけど、実際には体が重過ぎて身動きとれないという感じ。

ミッチ)  さすが「産」休だねぇ。こちらは、相変わらず「寿」貧乏なミッチですよ(苦笑;)。友だちは、女も男もみな 30 歳目前にして、結婚や出産を誰もが考え出すのよね。「滑り込みセーフ」って感じで。 GW 中もそのうちの一人が出産してお祝いに行ってきたんだけど、子どもの名前のことですごく悩んでた。あ、ところでハッチは、そろそろ子どもの名前考えて始めているの?

ハッチ)  うん、考え中。まずは、生まれてくる子どもをイメージするために、「どちらでもいい」とかいいつつ、男の子なのか、女の子なのかって知りたくなって、病院で聞いたんだけど、どうも「男の子」の可能性が高いよう・・・。

ミッチ)  その答えぶりだと、もしかして女の子がほしいと思っていたの?

ハッチ)  女の子のほうが同性だからわかりやすいし、丈夫そうだし、手がかからなそうだし、オシャレもさせられるし、なんて思っているのは事実。でも、生まれた子をしっかり受け止めないとその子も困惑しちゃうだろうから、この考えは控えるようにしているよ。

ミッチ)  やっぱり、性別がどうだからって、あえてどうするつもりもないと自分では構えていつつも、無意識なうちで、「性」がいろいろなことの判断の基準になってしまっているんだよね。

ハッチ)  そうそう。実は、ネパールなどで、「男の子」を産まない妻は肩身の狭い思いをしているという話を聞くけど、それも他人事ではないよね。

ミッチ)  ネパールでは「男の子」を産まないと何が困るんだろ?

ハッチ)  親自身に直接関係あることとしては、自分が死んで火葬するときに火をつけるのは、「男」しかできなくて、主にそれが「息子」の役目とされているらしいんだ。つまり、男の子を産まないと、成仏できないっていうことだよね。現実的には「男の子」を産まなければ、親戚や知人の男性にお金を払ってその役目をしてもらうことにするらしいけど。

ミッチ)  日本でも古くからのしきたりや慣習のなかで男と女のそれぞれ別々に期待されている役割ってあるよね。でも、それって、社会が決めたルール、つまり、ジェンダーの 影響を受けていることだから、現状に合わせて見直していくっていくことが大切だよね。でも、 最近、やっとネパールでは女性にも相続権が認められるようになったと聞いているけど・・・  

ハッチ)  それは、うれしい知らせだね!

  • ジェンダー・・・「性」。 一般的な訳語としては「社会的・文化的性差」 。生物上の雌雄を示すセックスに対し、歴史的・文化的・社会的につくられる男女の差異。





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