ジョイセフ・カレッジTOHOKUレポート -4-
2013.11.10
- 東北の女性支援
- 実施レポート
- 10月5日(土) 講師:ユール洋子さん
この日は1日の集中講座で、朝から夕方まででしたが、頭を動かし、体を動かし、心を動かし、1日のワークショップがあっという間でした。
まず、ユールさんから伝えられた「人は1日、自分の中で会話をしているセルフ・トークを6~7万回していますが、そのうち7~8割はネガティブなもののことが多いです」 この一言に、受講生たちが驚きを隠せません。しかし、確かに思い返してみれば、「いやだな」「こうなったらどうしよう」「面倒くさいな」など、無意識のうちに、ネガティブなことを発していることに気づき、頷く受講生たち。
しかし、そういった自分の中で繰り広げられているネガティブな会話を、一番聞いているのは、自分自身。このネガティブな会話を自分自身が聞くことにより、そうした現実を引き寄せてしまったり、自分の可能性を摘んでしまったりしていることについて、この日は体を使ったワークショップを行い、受講生一人ひとりが体感しました。そうと分かれば、あとは自分で意識して発する言葉を変え、イメージを強くしていくことによって、現実が変わっていきます、とユールさん。
ワークショップの中では、絵を描いたり、体を動かしたり、話したり、様々なことをしながら、自分の発する言葉やイメージを、どのように変化させていったら良いのかを体感する一日となりました。
受講生たちの声
- 「考え方や視点を少し変えるだけで、自分の感じることや見る世界がものすごく変化するということに気がつきました」
- 「目の前に何かを成し遂げた自分の色を注いで、入って戻ってくるということを教えていただきましたが、私はそれ以来何かあると実践して、今までできなかったことができるようになりました」
- 「今まで、物事の『理解』のためには『言語』や『ロジック』が必要で、それを通して行うものだと思い、そのようにしていた。しかし、五感に働きかけ、イメージを掻き立てるようにして、理解を促す、ということを実際に体験して、その重要性と説得力の凄さに気づいた」
- 「『人生はセルフトーク、セルフコミュニケーションの積み重ねであり、自分で思うような人生を創ることができる』というところが心に響きました。ワークを通して、行動にブレーキをかけているのは自分自身だということに気づきました」
- 10月6日(日) 講師:堂珍敦子さん
4児の母になってから、ベビーマッサージ、食育アドバイザー、誕生学アドバイザー等、いくつもの資格を取ってきた堂珍さん。
堂珍さんがまず伝えたのは、言葉に出していくことの大切さでした。「自分のやりたいことを話していくと、やらなくてはいけなくなってくるし、とてもよいめぐり合わせがやってきます」 。
子どもが4人いることを理由に何かを諦めるのではなく、子どもがいるからこそ、子どもに見せたい母親の姿を、自分が提示していく。一生の中で、ここだけはぶれないという軸を持ちつつ、じゃあ他に何をしていこうかという、3年後、5年後、10年後の計画を立てていく。そしていろいろな人からとにかく話を聞き、誰と会っても興味を持って、吸収していく姿勢を持っていることが大切であることを強調されました。
実際に、ご自身が、次々と様々な挑戦をし、クリアしていく、堂珍さんの実体験に基づく話は、非常に説得力がありました。堂珍さんの旺盛なチャレンジ精神に、受講生の皆さんも、自分もすぐに諦めるのではなく、何かを挑戦しなければと感化されたようです。
受講生たちの声
- 「相手は変えられないけど自分は変われるという言葉が印象的でした。自分が変わり、周りにいい影響を与えられる人になりたいと思いました」
- 「毎年自分の誕生日を迎えるときに『この1年ほど楽しかった年はないかも!』『自分よく頑張ったな』と思えるようになろうと思いました。きっと今年の誕生日を迎えるときに私は『この1年本当に楽しかった』と言っていると思います。ほぼ確信しています」
- 「人は何歳からでも学べるんだなあ、と思い、私もこれからまだまだ勉強しようと思いました」
- 「やりたいことにはとにかくチャレンジすること、始めたからには根性でやり抜くこと,違うと気付いたら何度でも方向転換していけばよいことなど、心強く、背中を押されるような言葉がたくさんありました」
- 「やりたいことは思い切って口に出すことが大切と聞き、私は今までやりたいことがあってもなかなか人に言えないこともありましたが、自分をいい意味で追い込むためにも、どんどん口に出していこうと思いました」