「女性の健康の包括的支援に関する法律」 に関するご報告

2014.9.24

  • お知らせ
ジョイセフからのご報告

みなさま

日頃の温かいご支援に感謝申し上げます。

ジョイセフの呼びかけにより、「女性の健康の包括的支援に関する法律」の成立を求める呼びかけ人、賛同人なっていただいたみなさま、まことにありがとうございました。

「女性の健康の包括的支援に関する法律」の成立に向けた呼びかけに関してジョイセフの内部で議論を重ねた結果、苦渋の決断ではありましたが、団体としては一旦推進活動を差し控えることといたしました。

ジョイセフは6月までの通常国会および継続審議となった秋の臨時国会での法案成立に向けて活動をしてまいりましたが、ジョイセフ内外より本来のジョイセフの使命を果たすべく、法案の内容にもっと踏み込んでいくべきとのご意見をいただきました。

それは、ジョイセフのミッションの核ともいえるリプロダクティブ・ヘルス/ライツを政策提言していく活動です。このリプロダクティブ・ヘルス/ライツの要素はこれまで申し上げておりますように、この法案の精神に織り込まれておりますし、女性の健康に関する法律を「0」から「1」の状態にしたいとい願う気持ちは全く変わりありません。しかしながら、今は私どもが推進するリプロダクティブ・ヘルス/ライツの要素をもっと明確に文言に取り入れてもらえるようにさらに提言を強化していく時期に来ていると判断いたしました。

そのため、団体として一旦推進活動を控え、内容についてのみなさまとともにさらに議論を深め、それを関係者に働きかけていくことといたします。ジョイセフの呼びかけにより、この法案にご賛同いただき、呼びかけ人となっていただいた皆様方には、この法案に対する団体の立ち位置を変え、混乱を招いてしまいましたことを、心からお詫び申し上げます。

今回のジョイセフの法案成立の呼びかけに関して、呼びかけ人の皆様のご尽力のおかげで2000人近い賛同の署名をいただきました。その際にはジョイセフスタッフ一同、本当に心強く励みになりました。ご支援に心から感謝いたします。この皆様からの強い期待と、女性の健康に関する熱い想いを受けて、私どもはさらにより良い法律にするために尽力する所存です。

より良い、女性のための法案にすべくそのための努力を今後一層傾注してまいりますので、何卒皆様のご理解ご支援をいただきたくここにお願い申し上げます。

2014年9月24日

公益財団法人ジョイセフ

代表理事
石井澄江