タンザニアの新しい診療所に水道が通りました!
2015.2.6
- 実施レポート
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タンザニアのシニャンガ州ムワマカランガ村にあるムワマカランガ診療所。小さな診療所ですが、ここの母子保健棟では、毎日約1~2件の出産が行われます。しかし、診療所には水道が通っていなかったため、この施設で出産する女性の家族は、数キロ先から水を運んでこなければなりませんでした。また、診療を行う前に手を洗ったりするのに使う水は、そこで働いている看護師が自腹で購入していました。その金額は、月に5ドル(約550円)前後ですが、現地ではそれは決して少ないお金ではありません。
こうした現状に対し、ジョイセフはこの診療所に水道を開設するプロジェクトを実施しました。水道を引くと言っても、簡単ではありません。敷設工事をするためには、時には民家の土地を通らなければならないこともあるため、事前に地元の人々からの了承が必要です。何度かのコミュニティ会合を経た上で、ようやく2014年9月に水道管が完成しました。そして、その年の12月には、ムワマカランガ診療所にある母子保健棟を新築することができ(詳細は別途こちら)、現在は新しい母子保健棟で、清潔な水を使用した出産ができるようになりました。
このプロジェクト費用として、「キャリネス ボディオイル」の売上げの10%を寄附していただきました。オイルの製作には、ジョイセフのサポーターでもある美容皮膚科医の片山聖子先生、ママやマタニティ向けの鍼灸アロママッサージサロン「天使のたまご」代表の藤原亜紀さん、そしてアロマオイルの監修として、アロマセラピストの大橋マキさんがかかわられています。
設備があれば、助かったかもしれない小さな命。
人生でもっとも素晴らしい出来事のひとつである妊娠や出産で、多くの命が失われているという現実は、今の日本では考えられないことです。
キャリネスは、「美しいママでいるために」という、恵まれた日本ならではのコンセプト。もっとも恵まれた環境に生まれた私たちに少しでもできることはないかという想いを込めて、各専門家の力を集結して、様々な角度から女性を考えて作った美容オイルです。
このプロジェクトで集まった寄付金で、タンザニアの診療所に水道が設置され、衛生的な環境で安心して出産ができるようになったこと、一人ひとりのママたちの力が世界に届く大きな力になったことを、私たちは心から嬉しく思っております。
これからも、日本の妊産婦と世界の妊産婦の笑顔を一つでも増やすことを目標にし、引続き支援に取り組んでまいります。
愛と感謝を込めて・・・
キャリネス 代表 藤原亜季
監修:片山聖子(皮膚科専門医)
大橋マキ(アロマセラピスト)
協力:天使のたまご(マタニティ専門鍼灸院)