市民社会との連携-妊産婦や女性の命を救うために
2016.3.16
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- ジョイセフコラム
ジョイセフは、市民社会との連携およびネットワークを通して、日本の市民一人ひとりのあたたかい支援が、開発途上国の妊産婦や女性の命を救う現場に直接届く支援事業を構築してきています。
ジョイセフを支援して下さる多くの個人、団体、企業とともに途上国のコミュニティのニーズやコミュニティに住む一人ひとりのニーズに合致した支援事業、たとえば、ソフト面では、助産師の研修、母子保健推進員の研修、ピア(若者)エデュケータの育成など、またハード面では、ソーラパネルの増設、水タンクの設置、保健施設の補修などのように、必要に応じて、メニュー化し活動経費も算定しパッケージ・プロジェクトを形成しています。また、災害時の緊急支援にもあてられます。
ジョイセフは、アフリカやアジアの農村に暮らす一人ひとりの女性や妊産婦のためになる地域に根差した保健活動や施設の改善を後押しすることを使命として目指しています。
いまなお、開発途上諸国を中心に妊産婦の命は危険にさらされていると分析されています。最新データ(2015年推計)では、世界で毎日約830人、年間で約30万3000人の女性が妊娠や出産が原因で命を落としているという現実が、私たちに突きつけられています。世界が抱える多くの開発の課題の中でも、私たちジョイセフが1968年の発足当初からミッションとしている母子保健、家族計画等を含むすべての人々のための保健の課題、とりわけ保健やRH/Rサービスや情報へのアクセスの改善ではいまだに多くの課題を残しているのです。
ジョイセフは、一人でも多くの方々に、私たちの活動へのご理解をいただき、途上国の女性や妊産婦のおかれた現状をさらに身近に感じていただき一人でも多くの命を救うために、また健康の改善のために、支援の手を差し伸べていけたらと思っています。
ジョイセフの使命は今後もさらに続きます。
皆さまの力強いご参加をいただき、支援の輪をより大きく広げていきたいと思っています。引き続きのご支援ご協力をどうぞよろしくお願いいたします。
(2016年3月、東京にて)