SMAG研修:母子栄養と青空クッキングデモを実施

2016.6.9

  • レポート
  • ザンビア

ザンビアの妊産婦支援事業は2011年からマサイティ郡フィワレ地区で開始されました。フィワレ地区とムコルウェ地区では母子保健推進員(SMAG)145名が育成され、マタニティハウス第1号と第2号を建設した原点の地です。今回、公益財団法人JKAの助成金によって、108名のSMAGを対象に、2日間の母子栄養研修を5月末に実施しました。
 

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研修では、SMAGの役割についての再確認やこれまでの地域での活動について、各村でどのような前向きな変化があったか、また、どのような課題があったか等の振り返りを行いました。また、新たなテーマとして、1000日間の母子栄養について学び、妊娠中の270日間、赤ちゃんが1歳までの365日間、2歳までの365日間として、それぞれのステージで必要な栄養素や注意すべき点などについて、マサイティ郡保健局の栄養担当スタッフから講義がありました。講義後に、妊婦用、赤ちゃんの離乳食を月例別にしたレシピを紹介し、現地のマーケットで入手可能な食材のみを使って、青空クッキングデモンストレーションをグループに分かれて行いました。
 

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少しの工夫でいつも食べている食材の組み合わせを変化させたり、味を変えたりすることを学び、妊婦や赤ちゃんに必要な鉄分やたんぱく質などを含む栄養満点のお料理が次々に出来上がり、グループごとに栄養のエッセンスを交えた発表を行いました。歌と踊りが得意なSMAGメンバーは、1000日間の母子栄養の重要性をメッセージにした歌を早速作り、とても活気にあふれ、充実した研修を実施することができました。この歌とともに、村やマタニティハウスなどで母子栄養についてのセッションやクッキングデモが今後展開されていくことを期待しています。
 
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