ジョイセフアクティビスト  国会議員に現場の女性の声伝える

2018.5.28

  • アドボカシー
  • 実施レポート

2018年4月16日、ジョイセフのアクティビスト7人が「女性のニーズとソリューション部会」(自民党政治制度改革実行本部設置)の会合「女性の声を聴かせてください」に参加しました。
この会合は、現職の国会議員がさまざまな立場の女性の声を聞き、政策につなげる目的で複数回開催されています。
参加したアクティビストは、青木愛、大塚ひとみ、大葉ナナコ、染矢明日香、光畑由佳、宮井典子、渡部雪絵の皆さん。それぞれ、出産するかしないかの自己決定の尊重、産後ケアや産後うつ対策、出産・育児休暇制度の拡充、避妊の知識を含めた性教育の大切さなどを訴えました。
ベビーカーを使ったエクササイズ「バギーラン」など、女性の体力づくりを支援している日本母子健康運動協会の宮井理事は「フリーランスで働いていると伝えたら行政に『買い物行くくらいの労働時間だね』と言われ、産休や育休への理解がなかったのが悲しかった。底辺で生きている女性のために力とお金を使ってほしい」と話しました。
人工妊娠中絶で傷ついた経験をきっかけに、若者への避妊啓発をしているNPO法人ピルコンの染矢理事長は「性教育をしたからといって性行動に結びつくわけではない。幼少期から段階を追って性や避妊の知識を伝えるのは大人の責任」と訴えました。
誕生学協会の大葉代表理事は「もし納得できる、満足できる出産経験とその後の子育てサポートがあれば、2人目を産みたいという気持ちにつながるかもしれない」と話しました。
参加した国会議員は山口泰明、松川るい、あべ俊子、宮内秀樹、穴見陽一、宮路拓馬、鈴木貴子、加藤鮎子の各氏。それぞれ産後うつの経験や子育ての悩みを共有しながらアクティビストたちの思いに熱心に耳を傾け、意見交換をしました。