「女性の健康のためのアクション」国際デー記念イベント「HPVってなんですか?」“知る”ウェビナー開催
2022.5.9
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5月28日は、「女性の健康のためのアクション」国際デーです
1987年に中米コスタリカで開催された「国際女性の健康会議」から始まりました。
世界中でジョイセフのようなNGOやアクティビストたちが、誰ひとり取り残さず、すべての女性が健康であることを切望し、毎年この日を共に祝い、声を上げ、連帯し、さまざまな女性を取り巻く課題に挑戦しています。
ジョイセフはこの「女性の健康のためのアクション」国際デーを記念し、「女性特有の疾患」の「予防」について「知る」「考える」「行動する」オンラインイベントを開催します。
テーマは、今、日本のメディアや世論を騒がせている子宮頸がんの原因、HPV(ヒトパピローマウイルス)。
毎年日本では、約1万人の女性が子宮頸がんに罹患し、約2900人が死亡しています。罹患者は20代後半から40代と若年が多く、死亡率が微増傾向にあるのは先進国の中で異例です。
なぜ、このようなことが起きているのか?
子宮頸がん検診率が低い
予防接種(HPVワクチン)率が低い
この日本の実態の背景にあるのは、
■ 正しい国際スタンダードな情報を知らない
■ 子宮頸がんが予防できるがんであることを知らない
■ 考える機会がない
ジョイセフ「I LADY.」プロジェクトが実施した、「性と恋愛2021」調査(対象:日本国内在住の15-64歳 計5338人)で、子宮頸がん検診やHPVワクチンの認知度について聞いてみました。
「あなたは、『子宮頸がん検診』というものがあるのをご存知ですか?」と女性のみに聞いたところ、「受診したことがある」と回答した29歳以下の女性は35.3%、30歳以上の女性は74.3%となりました。
次に、「あなたは、『HPVワクチン』を接種したことがありますか?」と聞いたところ、「接種したことがある」と回答した29歳以下の女性は28%、30歳以上の女性は13%。
29歳以下の女性の7割、30歳以上の女性の約9割、男性(全体)の9割以上が子宮頸がんや肛門がんなどを予防するHPVワクチンを「接種したことがない(HPVワクチンを知らないも含む)」ということが分かりました。
この調査結果を受け、ジョイセフは、性別に関係なく、正しい情報を知り、予防のための選択を考える機会が必要だと考えました。
今回お届けする「知る」ウェビナーでは、「HPVってなんですか」と題して、
「そもそもこのウイルスHPVは何ものなのか?」
「HPVに感染するとどうなるのか?」
そもそものところを、産婦人科医・宋美玄先生と共に正しい情報をお届けします。
「知る」ウェビナーに続く各週で実施のオンラインセッションでは、世代や対象ごとに意見交換する機会を作ります。
ぜひご参加ください。
開催概要
⒈「知る」ウェビナー
「HPVってなんですか」をテーマに、HPVや予防のためにできることなどについて、レクチャーしていただきます。
■ 講師:宋美玄先生(産婦人科医 /医学博士/ I LADY.スーパーバイザー)
■ 日時:5月25日(水) 19時半~21時
■ 定員:100名(事前申し込み制)
■ 参加費:無料
■ 形式:ウェビナー(Zoom)※後日、期間限定のアーカイブ配信あり
■ 申し込み締め切り:5月25日(水)15時まで
※5月25日17時までにZoomのURLをメールでお送りします。※当日のお問合せは、ilady@joicfp.or.jpへご連絡をお願いいたします。
⒉「知る」「考える」オンラインセッション(3部構成)
宋先生の「HPV」についてのレクチャー後、3週にわたり世代や対象ごとに「HPV」や
「HPVワクチン」についての意見交換会を実施します。
実際にHPVワクチンを接種した方や接種を迷っている方など、さまざまな方々と意見交換ができる場にしたいと思います。
■ 日時・対象:
- 第1部
- HPVや子宮頸がんについて学びたい30歳未満
6月1日(水) 19時半~21時
- 第2部
- HPVや子宮頸がんについて学びたい30歳以上・保護者
6月8日(水) 19時半~21時
- 第3部
- HPVや子宮頸がんについて情報共有したい医療従事者
6月15日(水)19時~21時
■ 定員:各回30名(事前申し込み制)
■ 参加費:無料
■ 形式:Zoom
■ 申し込み締め切り:各回前日15時まで
※当日17時までにZoomのURLをメールでお送りします。※当日のお問合せは、ilady@joicfp.or.jpへご連絡をお願いいたします。
主催:公益財団法人ジョイセフ 「I LADY.」プロジェクト
共催:Women’s Wellness Action from Shibuya2022