若者が集結!『Choice FES BUNKYO』大盛況で終了

2025.4.7

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3月8日の国際女性デーに先駆け、ジョイセフはI LADY.事業の一環で、2025年2月22日(土)に【Choice FES BUNKYO】を文京区の融合商業施設「LaQua」にて開催しました。本イベントは、ジョイセフが文京区とタッグを組んで実施するピア育成事業の一環として実施したもので、昨年に続き、2回目開催となりました。
当日は文京区を拠点に活動するI LADY.ピア・アクティビストたちが、セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツ(SRHR:性と生殖に関する健康と権利)の情報を共有するミニワークショップを実施。立ち寄った来場者の方々がより自分らしい生き方をデザインするライフスキルを身につけられるよう、「性やからだ」のことについて共に考える機会を提供しました。

I LADY. ピア・アクティビストとは?

学生や企業等で働く18-29歳の若者で構成されています。ジョイセフの実施するピア・アクティビスト養成研修を受けた上で、「SRHR」を広める活動をしています。
文京区のピア・アクティビスト養成研修の模様はこちら

ピア・アクティビストたちは研修の後、身近な人にSRHRを伝える活動計画を立てます。2024年度は約350人により自分らしく生きるためのSRHRの情報を届けました。文京区在住・在勤や区で活動をしているリージョナル・アクティビスト(※)のサポートも得ながら、大学の講義の一部を担当したり、学園祭のブースで発信したり、友人たちに呼びかけて有志を集めたりしながら、同世代の若者に知ってほしいという強い思いで、熱心に活動しています。

※リージョナル・アクティビストとは:ピア・アクティビストの活動を支える30歳以上の大人サポーターのことです。様々な分野で活躍している文京区に縁のある「大人」が、SRHRを伝えるピア・アクティビストに共感し、発信する場や方法のアドバイスを通じて文京区の若者のために協力しています。

「性やからだ」について考えるミニワークショップ

【Choice FES BUNKYO】では、9名のピア・アクティビストが、「SRHR NOTE」「Men’s SRHR MINI BOOK for All」を用いてミニワークショップを実施しました。「世代問わずいろんな方が利用するLaQuaでは、まだSRHRを知らない人にもメッセージを届けられる機会になりそうで楽しみ」という声が運営するピア・アクティビストから多く挙がっていました。

ミニワークショップでは、参加者に「月経」「パートナーシップ」「ジェンダー・セクシュアリティ」の3つのテーマから1つを選んでいただきました。まず個人ワークとして、自身の経験を振り返ったり、自分自身の選択について考察する時間を設けました。その後、ピア・アクティビストが関連する知識や経験を共有し、参加者の理解を深めました。ワークショップの締めくくりとして、参加者それぞれが「より自分らしい生き方をデザインするためのアクション」を具体的に考え、日常生活での実践につなげる機会を提供しました。

SRHR NOTEの詳しい内容はこちら
Men’s SRHR MINI BOOK for Allの詳しい内容はこちら

イベント参加状況と反響

多様な形での参加がありました。個人での参加はもちろん、友人同士、親子、カップルなど様々なグループでご来場いただきました。特に午後の時間帯は非常に盛況で、ブース席が満席になる場面も見られました。参加者からは「こういうイベントに来るのは初めて。自分の生き方について考える良い機会になった」といった声が寄せられ、イベントの意義が実感できました。ワークショップ後には、約50名の方々が「I LADYist宣言」を書いてくださいました。「自分の心を大切にする」「自分らしく自由に生きる」「お互いに信頼できる関係をつくる」など、一人ひとりの思いが込められた宣言が集まりました。

U30対象・選べる体験コーナー!

ミニワークショップにご参加くださった方のうち、I LADY.のメインターゲットである若者を対象に、株式会社東京ドームウィズ提供の障害のあるスタッフが製造したハーブティと、デジタル似顔絵/パーソナルカラー診断/フェイスラインマッサージから選べる体験をプレゼントしました。

デジタル似顔絵を受け取った人からは、「オシャレな似顔絵イラストが欲しかったので嬉しい」「かわいい!SNSのアイコンにします!」といった声が。
パーソナルカラー診断は、様々な色の布を顔の下に当てながら、診断を進めていきます。「顔の映りが全然違う!」という驚きの声や「今後のコーディネートの参考になる」と嬉しそうな声が挙がりました。
フェイスラインマッサージを受けた人は、「顔のむくみがとれてスッキリした」とリフレッシュできた模様。
来場者が、体験の「CHOICE」も楽しむ機会となったようでした。

ピア・アクティビストの声

運営したピア・アクティビストからは、次のような声・感想がありました。

  • 参加者は自分たちと同じ10〜20代が中心だったが、親子での参加など、さまざまな年齢層の方がSRHRに関する自分の選択について考えてくださり嬉しかった。
  • SRHRについてあまり関心のなさそうな方も、ワークを進めていくと「自分ごと」として考えてくれたようで、手ごたえを感じた。
  • 複数の参加者から職場の生理休暇制度について、具体的な話を共有していただいた。生理休暇制度を整える会社が増え、社会の前向きな変化を感じる一方で、制度を活用しにくい現状(上司に生理であることを伝えにくい、生理休暇を取ると無給休暇になってしまう等)も見えてきた。
  • 自分自身も参加者の皆さんと話すなかで新たな発見と学びがあった。今後の活動に活かしていきたい。

SRHRの知識や経験を幅広い人と共有し一緒に考えることは、ピア・アクティビストたちにとっても貴重な経験になったようです。

2024年度文京区とのI LADY. 事業は2025年3月で終了しましたが、ピア・アクティビストが約8カ月間の活動を通じて得た気づきや経験を活かしながら、I LADY.に生きる(Love, Act, Decide Yourself: 自分を大切にし、自分で行動し、自分の人生を、自分で決める)「I LADY.ist」として自分らしく人生を歩み、SRHRに関する情報を今後も伝え続けていくことを期待しています!

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