UNFPA公開シンポジウム「21世紀の高齢化社会にどう挑むのか」開催レポート
2012.10.3
- イベント告知
10月1日は「国際高齢者デー(International Day of Older Persons)」でした。この日に合わせて、国連人口基金ババトゥンデ・オショティメイン事務局長が、『21世紀の高齢化:祝福すべき成果と直面する課題』と題する報告書を東京から世界に向けて発表し、それを記念したシンポジウム「21世紀の高齢化社会にどう挑むのか」が、国連大学国際会議場で開催されました(主催:国連人口基金(UNFPA)、共催:外務省、ヘルプエイジ・インターナショナル、公益財団法人ジョイセフ、後援:厚生労働省)。
昨年(2011年)世界人口が70億人に達し、60歳以上の高齢者の比率は多くの開発途上国で確実に上昇傾向にあると発表。また2050年までに世界の高齢者の80%は新興国や開発途上国に住むと推定されており、今後、高齢化社会は人類にとってますます深刻な課題となることが確実となっています。その取り組みが喫緊の課題となっている中で、国連人口基金では地球規模の高齢化対策への呼びかけを行いました。
公開シンポジウムでは、地球規模で高齢化が進む世界に向けた、UNFPA事務局長による報告書発表を受け、同報告書の共同制作者である国際NGOのヘルプエイジ・インターナショナルや中国・韓国・日本の専門家による対策の重要性のアピールがなされました。
(鈴木良一)
ご案内:
『21世紀の高齢化:祝福すべき成果と直面する課題』(日本語版監修:阿藤誠、制作:ジョイセフ)をご希望の方に配付します。返信用封筒(角2)に送付先を明記し、切手200円分を(貼らずに)添えてお申込みください(〒162-0843 東京都新宿区市谷田町1-10 保健会館新館 ジョイセフ高齢化報告書係宛て)
なお、日本語版は、下記のリンクからもご覧いただけます。
http://www.unfpa.or.jp/publications/index.php?eid=00034&showclosedentry=yes