国連防災世界会議プレセミナー 「ガールズパワーで災害復興!-IPPFフィリピン、台風ハイエン復興活動の現場から」

2015.3.3

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  • イベント告知

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日時
2015年3月13日 18:30-20:00
(開場18:00)
(20:00-20:30に登壇者との懇談タイムがあります)
場所
東京国際フォーラム
ガラス棟会議室602
登壇者
  • デジレ・アモール・ジャシント
    (IPPFフィリピン)
  • スバトラ・ジャヤラジ
    (IPPF緊急・復興支援チーム 東・東南アジア・大洋州地域総括マネージャー)
  • 渡辺 公美子
    (時事通信社 外信部記者)
  • 定員
    40名

    参加申込先着30名に、チャリティーピンキーリング ラメイエロー×アイランドブルー【Tomorrow】をプレゼント!

    参加費
    500円(軽食つき)
    参加のお申込みはこちら

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    2013年11月8日、台風30号(ハイエン)がフィリピンを直撃しました。当時、被災者への保健医療ケアが圧倒的に不足している状況の中、被災地には360万人の出産可能年齢の女性と少女がいるとされ、そのうち、26万人が妊娠中、17万3000人が授乳中でした。毎月、出産と妊娠に関連する合併症が4300件も起きると危惧される状況でした。

    IPPFフィリピンはIPPF(国際家族計画連盟)とジョイセフの支援を受け、災害発生直後に被災地で緊急オペレーションセンターを設立し、支援が最も届きにくい被災地の女性、妊産婦、新生児を対象に、医師や助産師による健診の他、ビタミン剤、コンドーム、避妊ピル、その他必要な医薬品の無料配布などの医療活動を行いました。

    その中で活躍したのが、IPPFフィリピンの若者ボランティアたちです。IPPFフィリピンでは、平時から若者をピア・エデュケーター(仲間教育者)として育成し、彼らを通して地域の若者や中高生たちに、避妊や性感染症、HIV/エイズ予防など、自らの体と命を守るために必要な知識を伝え、行動変容を促す活動を行っていました。地域の人々をよく知る若者たちは、医療活動などの支援情報を広めるのが難しい緊急時に、被災者と緊急支援をつなぐ架け橋となり、多くの命を救いました。

    また被災後、フィリピンでは10代の妊娠・出産が増加しました。緊急支援の任務を終えたピア・エデュケーターたちは、被災地の各地で若者たちに避妊や性感染症などの保健教育活動を再開し、10代の若者の健康と命を守るための活動を続けています。

    セミナーでは、IPPFフィリピンでこのプログラムを担当するデジレ・アモール・ジャシントさんを迎え、若者のパワーを活用して行われた緊急支援、復興活動をご紹介します。

    またIPPFは、緊急支援における女性、妊産婦の保健(リプロダクティブ・ヘルス/ライツ)のサービスに特化した支援の手法(Sexual and Reproductive Health Programme in Crisis and Post-Crisis Situation: SPRINT)を実施しており、台風ハイエンの緊急支援においても、その手法により被災した妊産婦と授乳中の女性に迅速にサービスを提供することが可能になりました。このSPRINTイニシアティブを担当するスバトラ・ジャヤラジさん(前出)が、活動の詳細をご紹介いたします。

    3月14日から仙台で開催される第3回国連防災世界会議を前に、若者の力を活かしたフィリピンの被災・復興経験を改めて知ることで、防災、復興における女の子のエンパワーメントについて一緒に考えていきたいと思います。

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    来日登壇者プロフィール

    デジレ・アモール・ジャシント Desiree Amor B. Jacinto

    看護師。2012年より、IPPFフィリピンで緊急支援、若者の思春期保健教育のプロジェクトを担当。緊急支援における女性、妊産婦の保健(リプロダクティブ・ヘルス/ライツ)のサービスに特化した支援の手法(Sexual and Reproductive Health Programme in Crisis and Post-Crisis Situation: SPRINT)を現場で実践してきた若手リーダーが、若者のパワーを活かして取組んだハイエン台風の復興支援について語ります。

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    スバトラ・ジャヤラジ Dr. Subatra Jayaraj

    国際家族計画連盟(IPPF)緊急・復興支援(SPRINT)東・東南アジア・大洋州地域統括マネージャー。医師、国際開発学修士、セクシュアル&リプロダクティブ・ヘルス政策専門家。災害用の分娩キットの配布等、被災者の生死を左右するセクシュアル&リプロダクティブ・ヘルスの支援活動を行う一方、その重要性を国際社会に発信。自然災害の被害が特に多い東南アジア地域での経験を基に、女性と妊産婦の命を守るために必要なイニシアチブとは何か、ご紹介します。

    Suba