開催報告:SDGs実施におけるジェンダー平等の推進に向けた対話フォーラム
2016.11.2
- アドボカシー
- 実施レポート
2016年10月19日(水)、「SDGs実施におけるジェンダー平等の推進に向けた対話フォーラム」がジョイセフで開催されました(SDGs:持続可能な開発目標)。
参加したのは、女性団体、学識経験者、自治体、NGOおよび国際協力関係者、ジャーナリスト、民間企業などから48名です。登壇者として、内閣府・男女共同参画担当審議官の大塚寛幸さんと外務省・地球規模課題担当審議官の森美樹夫さんをお招きし、それぞれ1時間ずつのセッションを行いました。
開催に先立ち、SDGs市民社会ネットワークのジェンダー分野共同世話人を務める織田由紀子さん(JAWW〈日本女性監視機構〉代表)より、「この対話を企画した8月時点では、SDGs実施指針がどのように決まっていくのかまったく見えなかったが、本日からSDGs実施指針に対するパブリックコメント募集開始という、絶好のタイミングでの開催となりました。SDGs実施を通じて日本におけるジェンダー平等を一層推進するための政府との対話の貴重な機会としていきましょう」と、挨拶がありました。
内閣府・男女共同参画担当 大塚寛幸審議官のプレゼンはこちら
「SDGsと我が国における男女共同参画、女性活躍推進」
外務省・地球規模課題担当 森美樹夫審議官のプレゼンはこちら
「SDGs実施とジェンダー平等に向けた日本政府の取組」
両審議官のプレゼン後の質疑応答では、性暴力や女子差別撤廃条約に関する扱いはSDGsの中でどうなっているのか?という質問のほか、SDGsは15年先の2030年までの目標なので、それを見据えた実施指針を作っていただきたい等のコメントが出されました。
質疑応答の概要はこちらから。
質疑応答の概要
2時間にわたるフォーラムの締めくくりに、SDGs市民社会ネットワーク事務局/動く→動かす事務局長でSDGs推進円卓会議構成員の稲場雅紀さんより、SDGs市民社会ネットワークの紹介とSDGs実施指針策定のプロセスについて紹介され、この場に集まったジェンダー平等の取組に関心を寄せる参加者の声を受け止め、次の円卓会議に臨みたいとの表明がありました。
最後に、SDGs市民社会ネットワークのジェンダー分野共同世話人の石井澄江(ジョイセフ代表理事)より、「この対話フォーラムを機に、SDGs実施指針が策定され、実施段階になった際にもこのネットワークをどんどん広げながら、国内外におけるジェンダー平等を皆で一丸となって推進していきましょう。そして、このような対話フォーラムや勉強会を引き続き企画・開催してゆきたい」と、閉会挨拶がありました。