2017年 国際女性デー

2017.3.8

  • お知らせ

本日3月8日は、国際女性デーです。
今年は世界の女性の命と健康を巡る環境が厳しさを増すなかで迎えました。

妊娠・出産が原因で亡くなる女性たちは1日830人ですが、女性の命・健康に関する環境は悪化しています。世界各地で起きている紛争によって多くの女性たちが、生まれ、育った土地や家を奪われ家族と共に難民・避難民となっています。
 また、米国のトランプ大統領は就任とほぼ同時に、海外の団体(NGO)が人工妊娠中絶に関連する情報、相談、サービスなどを行っている場合は、米国の資金援助を一切しないという大統領令に署名しました。この中には非合法の中絶によって命の危険にさらされている女性に対する治療も含まれます。目の前で死にかけている女性を助けることに資金援助が受けられなくなる、こんなことがあってよいのでしょうか。
 WHITE RIBBON RUN 2017は、このような状況に対する「怒り」と、少しでもその状況が改善されるよう「祈り」と、そのために自らも行動するという「誓い」とともに実施しました。
女性の命・健康を支援する輪は着実に広がっています。今年は世界15ヵ国から参加、国内外合わせて約1800人が、同じ大会Tシャツを着て走りました。
 
ジョイセフに届いた動画の総集編です。ご覧ください。

世界中の女性たちが自分とその家族も含め、少しでも健康で命を守ることができるよう、そのために必要なエンパワーメントができますように。
これからもみなさまとともにアクションを起こし続けていきたいと思います。

2017年3月8日
国際女性デーに
ジョイセフ理事長
石井澄江