​​ アジア・アフリカにおけるUHC実現の支援
外務省NGO活動環境整備事業 NGO研究会 「グローバル・ヘルスとNGO」 第1回UHCジョイント・ラーニング・セミナー

2017.8.22

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ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC:Universal Health Coverage)は、持続可能な開発目標(SDGs)にも述べられている概念で、全ての人が適切な予防、治療、リハビリ等の保健医療サービスを、必要な時に支払い可能な費用で受けられる状態を指します。日本のような国民皆保険制度、イギリスのようにすべて税金を財源にした全国民対象の保健サービスなどがUHCのモデルとなっています。しかし、世界、特に開発途上国では、財源不足、制度設計の難しさ、医療施設や医療の質の偏在などにより、UHCの達成には多くの課題があります。UHCの基本知識から、アジアやアフリカなど途上国でのUHC導入の展望、NGOを含めたマルチセクターの役割など、JICA勤務経験がある2人に、具体例を交えてお話いただきます。ファシリテーターは​(特活)アフリカ日本協議会 国際保健部門ディレクター​の稲場雅紀さんです。

日時 ​​2017年9月13日(水) 15:00~17:00
主催 ​​公益財団法人ジョイセフ
場所 ​​ジョイセフ10階セミナールーム https://www.joicfp.or.jp/jpn/access/
東京メトロ(有楽町線・南北線)​:​6番出口より徒歩2分
都営新宿線​:​1番出口より徒歩5分​
​JR総武線​:​市ヶ谷駅より徒歩5分​
定員 30人(先着順)
申込 グーグルフォームよりお願いします https://goo.gl/forms/Urt1jLzdD62zI03g2
問合 ジョイセフ アドボカシーグループ(福田)
Email: advocacy@joicfp.or.jp
電話:03(3268)3172

スピーカー

  • 渡辺 学(わたなべ さとる)
    株式会社PSD取締役
    1987年JICA入団。医療協力部、無償資金協力調査部ののち、1992年インドネシア事務所でスラウエシ地域保健の立ち上げや母子手帳案件の立ち上げに携わる。1997年USAID地球局人口保健栄養センター派遣。その後、JICA本部援助協調室長代理、社会開発部管理チーム長などを経て、2008年に長崎大学国際連携研究戦略本部教授兼国際健康開発研究科副研究科長、2010年にJICA人間開発部次長として、JICAの保健協力の方向性の検討、内外パートナーとの関係性構築、事業管理等を行う。2013年からは、アフリカにおけるUHC実現に向けて、ドナーとの調整、円借款と技術協力立ち上げのための専門家としてケニア保健省にUHCアドバイザーとして派遣。帰国後の2017年3月にJICAを退職し、現在に至る。東京大学医学系研究科保健学専攻課程修了。
  • 渡部 晃三 (わたなべ こうぞう)
    JICA人間開発部次長兼保健第二グループ長
     
    日本電気株式会社を経て、1996年JICA入団。青年海外協力隊事務局、総務部を経て、1999年から3年間、JICAベトナム事務所で保健医療分野を担当し、バックマイ病院等の中核病院整備の無償資金協力や技術協力、ジョイセフとの連携によるゲアン省リプロダクティブヘルスプロジェクト、予防接種拡大計画や人口家族計画関連案件などを担当。その後、2002年から国内事業部で留学生受入事業等を担当後、2006年から2011年まで人間開発部で保健システム強化や復興国に関する保健医療協力を担当した。2011年からカンボジア日本センタープロジェクトの専門家として3年間カンボジアに赴任後、評価部勤務を経て、2016年から現職。現在、アジアと大洋州各国のJICAによる保健医療案件の計画と実施、母子保健・非感染症疾患(NCDs)関連事業などを担当。京都大学法学部卒。