ジョイセフ創立50周年イベント 開催
2018.11.1
- お知らせ
10月26日、1968年の創設から半世紀を迎えた公益財団法人ジョイセフが、創立50周年イベントを東京都内で開きました。ジョイセフの支援者、協力企業・団体代表、政府・自治体関係者、I LADY. アクティビストなど200名以上が参加しました。
イベントでは、以下の三つの思いを伝えました。
「謝」感謝をこめて。
「共」これまでも、これからも、皆さまと共に。
「躍」世界中の女性のために、さらなる躍進を。
冒頭、理事長の石井澄江は「数えきれない多くの方々が、ジョイセフを支えてくださっていることに対する私たち一人ひとりの感謝の気持ちは、とても言葉では言い尽くせません」と感謝の思いを述べました。
続いて、ジョイセフアンバサダーで国際的モデルの冨永愛さんが、創設者の國井長次郎が、女性の健康や人権を尊重する「人間的家族計画」の思いをこめて1969年に創った詩「夜明け前の若い機関車」を朗読しました。
阿部俊子外務副大臣が「半世紀、母子保健をしっかりやってきた日本生まれの国際協力NGO。これからも母子保健のリーダーとして頑張ってほしい」と祝辞を送りました。
明石康・ジョイセフ会長が「ジョイセフは世界、特にアフリカ、アジアで、住民参加型の多面的な活動を広げている。少数精鋭のスタッフが少ない予算を駆使しながら目覚ましい活動をしている。ニーズが高いが見逃されてきたことをとりあげている」と挨拶。続いて、福川伸次・ジョイセフ評議員が「米国の政策(グローバル・ギャグ・ルール)で厳しい状況にもさらされている。ジョイセフは地球の未来のためにも大切な仕事をしている」と述べ、乾杯の発声をしました。
職員4人がジョイセフを代表し、SDGs(持続可能な開発目標)達成期限の2030年、その先の未来に向けて、より影響力のあるアドボカシーを行うことや、これまでの妊産婦と女性の健康のための活動を活かして、取り残されてきた人々、一人ひとりのセクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツ、ジェンダー平等や女性のエンパワーメントの実現のため、幅広い分野と連動したプログラム・プロジェクトを展開することを約束しました。
そして、東日本大震災では、先進国、開発途上国の区別なく、経済的に貧しい国々も含めて世界各地から、被災地の女性のために励ましや寄附が相次いだことを報告。その時「途上国の女性のためのジョイセフ」が「世界の女性のためのジョイセフ」に変わったと述べ、「セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツを推進するために、私たちとともに、新しい一歩を踏み出してくださいますようお願いいたします」と呼びかけました。
そして、業務執行理事・事務局長の勝部まゆみが、「すべての人々がセクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツを享受できる世界を実現するという強い意志を持って、私たちはこれからも地道に前進していきます」と決意を新たにし、締めくくりました。
会場では、世界各地から寄せられた創立50周年お祝い動画・写真が披露されました。また、ジョイセフアクティビストの土屋アンナさんからの動画メッセージ、ジョイセフの歴史を伝える写真や様々な活動の様子を伝える写真も紹介されました。
※ジョイセフは、10年以上に亘る多額のご支援をいただいた企業、団体、また、20年以上の継続したご支援をくださった個人に感謝状を贈呈しました。
(順不同)
創立50周年を記念してご寄附いただいた企業、団体、個人の皆さま