プライマリーヘルスケア拡大支援プロジェクト
すべてのプロジェクトスーダン母子保健プライマリヘルスケア / 地域保健強化ヘルスプロモーション3.すべての人に健康と福祉を17.パートナーシップで目標を達成しよう
プロジェクト名 | プライマリーヘルスケア拡大支援プロジェクト |
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実施国 | スーダン |
活動の目的 | 質の高いプライマリーヘルスケア(PHC)サービスの提供により、地域の妊産婦と新生児の健康の向上を図る |
実施地域 | ゲジラ州(東ゲジラ地区、マナーギル地区)、カッサラ州(ギルバ地区、ワドエルヘレウ地区)、ハルツーム州(ウンバダ病院、オンドルマン病院) |
対象人口 | 実施地域の人口360万人 |
実施期間 | 2016年6月~2019年末(予定) |
スキーム等 | 国際協力機構(JICA)技術協力プロジェクト |
共同実施機関(現地) | スーダン連邦保健省、ゲジラ州・カッサラ州・ハルツーム州保健省 |
共同実施機関(日本) | 株式会社コーエイリサーチコンサルティング |
背景 | スーダンでは、プライマリーヘルスケア(PHC※)の中でも特に母子保健関連の重要な指標である妊産婦死亡率(出生10万対360)および5歳未満児死亡率(出生千対76.6)が、中東・北アフリカ地域の平均(妊産婦死亡率170、5歳未満児死亡率42.5)よりも高くなっています。この背景には、保健医療に携わる人数の不足および技能不足により、政府の定める必須PHCサービスがすべて提供できている施設は全体の4分の1に過ぎないという現状があり、母子保健に焦点を絞ったPHCサービスの拡大が重要課題となっています(出典:世界保健機関『世界保健統計2015』)。 |
主な活動 | プロジェクトでは、PHCサービスに関わる人材の能力強化、保健施設の機能強化、コミュニティでの自発的な保健活動の推進、およびこれらを支える保健行政マネジメント能力の強化に包括的に取り組んでいきます。 ゲジラ洲、カッサラ州、ハルツーム州における保健行政の強化、人材育成、5S活動の導入などによりPHCサービスの質の向上を図り、対象州における母子の疾病、死亡率の改善に寄与するため、以下の活動を実施する。
5歳未満の子どもを持つ母親とのグループインタビュー |
※プライマリーヘルスケア(PHC)とは
「健康は誰もが享受できる権利であることを明言した1978年のアルマ・マタ宣言で掲げられた8つの基本行動(健康教育、安全な水の確保、予防接種奨励を含む母子保健推進、風土病対策、必須医療品の供給、コミュニティ保健ワーカーの活用、一般的疾患への対策、栄養改善)を指す。これらは廉価で、貧困地域でも全ての住民が健康であるために最低限必要な活動と位置づけられている。」(「スーダン国PHC拡大支援プロジェクト詳細計画策定調査報告書」(2015年)より)