アフガニスタンの子どもたちより
- シャマさん(小学3年生)
- アフガニスタン国軍の兵士だったシャマさんの父親は反政府軍による攻撃で3年前に命を落としました。また、2人の弟を病気で亡くしました。残された母親と3人の姉たちといっしょに、日雇い労働で生計を立てる叔父のところに身を寄せ暮らしています。
政府からの支援金に頼った生活のため、学校で必要なものを買う余裕はまったくありません。そのような中、日本から、ランドセルと学用品がシャマさんのもとに届きました。
「こんなに素敵なランドセルと学用品をもらえるなんて。天国のお父さんが夢を叶えてくれたんだと思いました。」
- サルマさんとロビナさん(小学2年生)
ランドセルをもらってどんな気持ちですかという質問に対して、二人は「大好きなランドセルをもらえて本当に幸せです。日本のお友達に感謝の気持ちでいっぱいです。」と答えてくれました。
あなたの将来の夢は何ですか、という質問に対しては
サルマさん:いつか日本に行ってみたいです。
ロビナさん:学校の先生になりたいです。
- グルナジさん(小学3年生)
「今日、私はすごくうれしくて、感激しています。だって、日本からの学用品とランドセルを受け取ったからです。まさか、こんな真っ赤できれいなランドセルをもらえるなんて、一生忘れられない出来事です。きっとこのランドセルを背負って家に帰ったら、両親も兄弟もびっくりするでしょう。日本の皆さん、素晴らしい贈り物をありがとうございます。6年生になるまで教科書を入れて大事に使います。私の家は11人家族ですが、働いているのは父だけです。だからとても貧しくて、ノートや色鉛筆など買うことができません。日本の皆さん、本当にありがとうございました」
- サハドくん(小学3年生)
「お父さんは政府軍の兵士で、国を守る仕事をしています。3カ月に1回しか会うことができませんが、お父さんの仕事を誇りに思っています。お母さんは読み書きができません。
ぼくには弟や妹がたくさんいてかばんを買う余裕がないので、ノートや鉛筆は布袋に入れて学校に通っていました。
今日、こんなにかっこいいランドセルをもらうことができて、とてもうれしいです。
アフガニスタンにはお医者さんが必要だとお父さんがよく言っています。ぼくは将来お医者さんになって、戦争でけがをした人たちを助けたいです。」
- シャナズさん(小学3年生)
「避難先のパキスタンから帰還し、両親と兄弟姉妹8人で生活しています。お父さんは日雇い労働をしていますが、仕事がない日もあるので、生活は大変です。
私たちの学校には校舎がありません。テントにすり切れた絨毯を敷いた教室でみんな学んでいます。トイレはありません。
学用品を入れるカバンがずっとほしかったので、日本からすてきなランドセルが届き、とてもうれしいです。
学校には女性の先生は少ししかいないので、将来は、学校の先生になりたいです」
- ロビナさん(シャムシャポル小学校3年生)
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「お父さんは日雇いの仕事をしています。家族は8人いるので、生活はとても大変です。
お父さんは読み書きができません。でも、私たちには、しっかりと教育を受けるようにといつも励ましてくれます。
学校には女の先生があまりいないので、私は、たくさん勉強して、将来は学校の先生になりたいです」
- アーメドくん(ジャマリ小学校3年生)
「お父さんは農業をしています。ぼくも、学校が終わったら、お父さんが畑を耕すのを手伝います。
学校の勉強はとても楽しいです。クラスで3番の成績を取ったとき、お父さんとお母さんがとても
喜んでくれました。
かっこいいランドセルとノートをもらってすごくうれしいです。将来は、農業の勉強をたくさんして、お父さんの仕事をもっと手伝いたいです」