思い出のランドセルギフト 4年ぶりにランドセル検品ボランティアを募集
〜アフガニスタンの女の子にも男の子と同等の教育の権利を!日本から大切に使ったランドセルを贈ろう〜
2023.5.2
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- イベント告知
検品イベント開催日:2023年6月3日土曜日10:00~16:00
国際協力NGOジョイセフ(東京都新宿区・代表理事:石井澄江)は、アフガニスタンの子どもたちに、日本での役目を終えたランドセルを贈る「思い出のランドセルギフト」事業を実施しています。この度、コロナ禍以降4年ぶりに、ランドセルの寄贈者と支援企業の皆様をはじめとした市民を対象に広くランドセルの検品ボランティアを募集します。全国から集まったランドセルを皆で一斉に検品作業します。当日はアフガン医療連合センター事務局長アブドゥル・ワリ・ババカルキル氏が来日して応援に駆けつけます。また小学4年生の国語の教科書(光村図書)でも紹介されている写真絵本『ランドセルは海を越えて』の著者、写真家の内堀タケシ氏も参加し、アフガニスタンの現状について語るトークセッションを開催します。
アフガニスタンは2021年8月からタリバン暫定政権下になり、2022年12月以降、アフガニスタンの全国の大学で、女性が教育を受けることができなくなりました。実質、アフガニスタンの女性の教育の機会は小学校6年間のみとなりました。ジョイセフは、現在唯一女性に開かれている小学校で、ランドセル、学用品の配付を継続し、政府や地域住民に対し、女子教育支援の重要性を訴えています。
本活動は、国際協力、SDGsに貢献できるアクションです。寄贈後の自分のランドセルがどのような作業を経て、どんな子どもたちに渡るのか。ランドセル寄贈の活動にリアルに触れることのできるこの機会に、アフガニスタンの子どもたちへのアクションをしてみませんか。
思い出ランドセルギフトとは
日本で役目を終えたランドセルをアフガニスタンの小学校で配給し、子どもたち、特に教育の機会に恵まれない女の子の就学に役立てる国際支援活動です。2004年の開始以来、およそ26万個のランドセルが贈られました。ランドセルを贈ることで、貧しい家庭の親が子どもたちを学校に行かせる動機になり、子どもたちが学校で学ぶ機会が得られ、読み書きができるようになり、自分自身や家族を守る知識や情報を身につけられるようになることを目指しています。この活動は、小学校4年生の国語や中学校の英語の教科書といった教材にも取り上げられています。
6月3日土曜日ランドセル検品イベント開催!検品ボランティアを募集します。
ランドセルの寄贈者と支援企業の皆様を対象に、全国から集まったランドセルの検品ボランティアを募集し、検品イベントを開催します。この活動に賛同している企業や団体、個人、そしてNGOジョイセフの連携により、SDGsの目標17「パートナーシップで目標を達成しよう」への貢献と、6000個のランドセルの検品と梱包完了を目指します。検品ボランティア参加者にはボランティア参加証をお渡しします!
【スペシャルトークセッションを開催】
当日は、来日中のアフガン医療連合センター事務局長と、小学校4年生の国語の教科書(光村図書)で紹介された写真絵本『ランドセルは海を越えて』の著者で写真家・内堀タケシさんのトークセッションを開催。アフガニスタンの子どもたちや女性が置かれている現状についてを知って、今私たちにできることを一緒に考えます。
- 日時
- 2023年6月3日(土)10時~16時予定 ※雨天決行
- 受付時間
- 第一部 法人参加の方 9:00〜9:30
第二部 個人参加の方 9:30〜10:00
- 場所
- 鴻池運輸株式会社 大井物流営業所 1階
〒143-0001 東京都大田区東海4丁目7−7
(JR品川駅港南口より都営バスでおよそ30分)
- 参加費
- 無料 ※交通費、飲料・昼食代は各自負担
- 参加対象
- ①ランドセル寄贈者かつ中学生以上の方、保護者の方
※中学生の方は、保護者同伴でご参加ください。
②法人(企業、団体など)所属の方
- 定員
- 80名
申し込み方法
- 個人での参加の方
- Googleフォームよりお申し込みください
- 企業、団体単位での参加希望の方
- ジョイセフ担当者へ直接ご連絡ください。
[申し込み・問い合わせ]
メール:resource@joicfp.or.jp
電 話:03-3268-5875 (平日10時~17時)
※担当よりご連絡しますので折り返しの連絡をご希望ください。
申し込み締め切り:2023年5月22日月曜日 ※定員になり次第、締め切らせていただきます。
当日のスケジュール(予定)
9:30 | 法人参加の方集合 ※ランドセルの開梱作業にご協力をお願いします。 |
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10:00 | 個人参加の方集合 |
10:00 | 開会式 アフガン医療連合センター事務局長挨拶、ランドセル・学用品贈呈式、フォトセッション等予定 |
10:30〜 | 検品作業 |
12:30〜13:30頃 | お昼休憩 休憩の後半30分、アフガン医療連合センター事務局長アブドゥル・ワリ・ババカルキル氏と、写真絵本 『ランドセルは海を越えて』の著者である内堀タケシ氏によるトークセッションを開催予定。 |
13:30 | 検品作業再開 |
16:00 | 終了予定 |
注意事項
- 安全確保のため、小学生以下のお子様のご参加はご遠慮ください。
- 倉庫内では、フォークリフトなどの重機が稼働します。安全第一でご参加ください。
- 会場倉庫までの交通費やご昼食代はご負担ください。
- JR品川駅〜倉庫までは都営バスで30分ほどかかり、運行本数に限りがございます。時間には余裕を持って移動ください。
- 昼食・飲料をご持参ください。
- 服装は動きやすい恰好で、頭や足元の安全を確保するためキャップと運動靴をご用意ください。
- 行事保険に加入していただきます。※ジョイセフにて手配します
- 当日の飛び入り参加は受付致しかねます。
- 多くのランドセルを検品するため、途中参加、途中退出はご遠慮ください。
- アフガン医療連合センター事務局長
アブドゥル・ワリ・ババカルキル氏
アフガニスタン、ナンガハール州を中心に活動する保健医療分野のNGO事務局長。思い出のランドセルギフトの活動の他、ナンガハール州ジャララバード市で女性医療スタッフが常駐している母子保健クリニックをジョイセフとともに運営している。
- 写真家 内堀 タケシ氏
写真絵本「ランドセルは海を越えて」の著者。世界65カ国以上の国を取材し、2001年よりアフガニスタンで取材を続けている。
2023年秋のアフガニスタン現地配付に向けて、ランドセルを募集しています!
2023年の秋の配付に向けて、ランドセルや未使用の学用品を募集し、検品・梱包作業後にアフガニスタンに向けて出荷を予定しています。アフガニスタンでは、昨年11月に女性の大学教育が停止され、現在女の子が教育を受けられるのは小学校の6年間のみです。将来、健康に生き延びていくために必要な文字の読み書きを習得するために、初等教育へのアクセスは必須であり、引き続き男女平等な教育機会がもたらされることの重要性を伝え続けることが大切です。毎年7万人の新1年生が入学し、多くの子どもたちが日本の皆さんからの応援を待っています。