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【特集・ジョイセフのアドボカシー】 市民社会の声を政治に届けよう!

2023.7.3

  • 特集!

一人ひとりが自分の意思で、自分らしい生き方を選択できるように。
市民社会の声を政治に届けて、誰もが自分らしい生き方を選択できる社会をともにつくる「ジョイセフのアドボカシー」をご紹介します。

ジョイセフは、特に女性のSRHR(性と生殖に関する健康と権利)を推進し、誰もが自分らしい生き方を選択できる社会をつくるために、政策提言を行って政治や行政に働きかける「アドボカシー」に力を注いでいます。

「アドボカシー」とは、より良い社会をつくるために、人々の声を政策提言として政治に届けることです。具体的には、政治家や国・自治体の政策決定や運営に関わる人々、とりわけ決定権を持つ人々に対し、社会課題への取り組みや政策、考え方の方向性、事業実施方法などについて提言を行います。また、政策や実施方法への支持 / 不支持の表明や、変更を求める働きかけも、アドボカシーに含まれます。

提言というと堅苦しく聞こえますが「この政策はおかしい」「こう変えたらもっと良くなる!」という市民の声を集める署名活動や、意見を届けるパブリックコメントに向けた勉強会など、私たち一人ひとりが参加できる身近なものです。

ジョイセフは国内外のさまざまな市民団体と協力し、広く市民社会の声を集め、アドボカシーを行ってきました。国内で政治に働きかけるとともに、国連や国際会議で日本のSRHR推進を阻む課題を提起し、国際社会とのパートナーシップの中で問題の改善をめざしています。
特に2023年、ジョイセフは国際社会において、2つの大きなアドボカシーに取り組んできました。

① 日本がG7サミットの議長国を務めるにあたり、G7の公式エンゲージメントグループのひとつであるW7(Women7:ジェンダー平等や女性の権利について世界中の市民社会の声を集めてG7に政策提言するグループ)の共同代表と事務局をジョイセフが担当。市民社会の声をG7に届け、G7が日本だけでなく世界のジェンダー課題に取り組むようにアドボカシーを行った結果、SRHRやケア課題など多くのジェンダーに関する項目がG7首脳声明やG7ジェンダー平等大臣共同声明で取り上げられました。

② 日本が1月、国連人権理事会で普遍的定期審査(UPR)を受けるにあたり、事前にジョイセフが国内外の8団体とともに、SRHRに関わる人権状況の改善の必要性を伝えるレポートを国連に提出。SRHRに特化した共同レポートが提出されるのは初めてのこと。各国代表部への働きかけも行った結果、日本に対し24カ国からSRHRに関連する36個の勧告が出されました。

これらの活動により、日本においても女性をとりまく多くの社会課題に国際社会からの光を当てることができ、前向きな変化への機運が高まっています。市民社会とともに、誰もが自分らしい生き方を選択できる社会をめざすジョイセフのアドボカシーにぜひ注目ください。

ジョイセフのグローバルアドボカシーディレクターが市民社会代表としてG7大臣会合に出席。大臣らに市民の声を届けました。翌日には、G7のジェンダー平等担当大臣と市民社会の対話が、ジョイセフの主導で実現。G7すべての担当大臣と、国内外から30以上の市民団体が参加し、ジェンダー平等推進へ向けて力強いパートナーシップに。

① G7 / W7ページ

国連加盟国が、おたがいの人権状況について「友人」の立場から改善勧告を出す国連UPR審査。日本が審査を受けるにあたり、ジョイセフが中心となって国内のSRHRの課題を国際社会に伝え、適切な勧告につなげていく。来る7月10日、国連人権理事会において日本政府がUPR勧告をどのように採択するか注目です。

② UPRページ

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コミュニケーション デザイングループ
ジョイセフ コミュニケーションデザイン室メンバーによる投稿です。様々なトピックの情報・写真・動画を紹介していきたいと考えています