【ジョイセフフレンズ通信7月号】アフガニスタン現地協力団体アフガン医療連合センター事務局長来日。アフガニスタンの今。
2023.7.11
- ジョイセフフレンズ通信
(アフガニスタン:栄養不良の乳児の身長をはかるスタッフ)
ジョイセフフレンズの皆さん
こんにちは。ジョイセフの栗林です。7月に入り、 一段と暑さが厳しくなってまいりましたがいかがお過ごしでしょう か。我が家では暑さしのぎのために、 犬と一緒にビニールプールで水浴びをするのがブームです。
さて、今回のメルマガでは、 6月に来日したアフガニスタンの現地協力団体・ アフガン医療連合センター(以下UMCA) の事務局長アブドゥル・ワリ・ ババカルキルさんとの日本国内での活動とアフガニスタンの様子に ついてご報告します。
4月から海外事業グループに異動し、 引き続きアフガニスタンを担当しています甲斐和歌子です。
ジョイセフはアフガニスタンのNGO、UMCAの協力のもと、 タリバン政権下のアフガニスタンで、妊産婦、女性、乳幼児、 子ども限定の母子保健クリニックを運営し、 女性支援を行っています。
先月、UMCAの事務局長、 アブドゥル・ワリ・ババカルキルさんが4年ぶりに来日し、 活動を支えてくださっている、企業、団体の皆さま、 支援者の皆さまに直接お礼と活動報告を行いました。
アフガニスタンは現在、 タリバンによる政変に対する国際社会からの経済制裁の影響で、 2年にも渡る食料危機に見舞われています。 母子の栄養状態は政変直後よりも悪化していて、 クリニックを訪れる妊産婦の7割が貧血の診断を受けており、子どもたちの栄養失調も深刻です。そのため、現在、 クリニックではクリニックを訪れた母子に食事を提供しています。
食事支援について、ババカルキルさんは、 会場に集まった支援者にこう話しました。
「 週に何度も来る母子がいる。それにスタッフも気づいて、 心が苦しくなる。もっと食べさせてあげたいと思う。 中には以前は裕福だった人たちも含まれている。 最悪の状況が起きていて苦しいが、今やれることをやるしかない。 支援してほしい。」
ジョイセフもいつまでも食事支援が続けられるわけではありません 。政変直後に比べると関心も薄れてきていて、 寄付金も減って来ています。 長期的にどう支援していくかを考えながら、 今目の前の母子をとにかく助ける活動も同時に行えたらと思います 。
皆さんからの貴重なご寄付を、 アフガニスタンのクリニックでの女性支援の活動、 母子への栄養支援の活動に使わせていただいています。 女性の出産の費用であったり、 赤ちゃんの下痢の治療薬や妊婦さんの点滴、 貧しい母子のその日の貴重な食事になっていたり、 暴力をふるわれた女性のカウンセリングと治療にも充てています。 皆さんのお陰でこれらの活動を継続することができています。 ありがとうございます。
▼クリニックで提供する食事に集まる母子
引き続きジョイセフはアフガニスタンの母子を支援していきます。 フレンズの皆さま、 ぜひジョイセフの活動をお友達に広く周知してください。そして、 引き続き活動資金のご寄付にご協力いただけますと幸いです。
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【meets Afganistan 活動報告会〜報道されないアフガニスタンの今〜動画公開】
当日の収録動画をフレンズの皆様限定で公開します!是非ご覧くだ さい。
※当日の日本語通訳を、編集で重ねております。
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【明日放送!メディア出演情報】
7月12日水曜日NHK総合テレビにて「 思い出のランドセルギフト」の活動が紹介されます。
※緊急報道等により放送内容が変更になることがあります。 ご了承ください。
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ジョイセフは、2024年3月3日(日)
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- 栗林桃乃
- 国内外のジェンダーの課題に興味を持ち、大学時代〜現在ジョイセフフレンズとしてジョイセフの支援をしている。いつかジョイセフで活動をと志し、2022年にジョイセフに入職。前職はホテリエ。接客で身につけた対人スキルと2年ほど広報・企画として働いた経験を活かし現在はジョイセフで活動中。国内支援者連携窓口、思い出のランドセルギフト事業統括。日本の若者を性に関する悩みや課題から解放したい思いでI LADY. の活動もサポート。性にとらわれない生き方を実践したい。パートナーとコーギー犬との3人家族。趣味はパートナーと走るロードバイク。