国内事業グループ 林未由
ジョイセフが、2016年にスタートした「I LADY.」。その最前線で発信してくれるのが、I LADY.ピア・アクティビストたちです。学びに、遊びに、バイトに忙しい15〜29歳の若者の活動をどのようにバックアップできるのか、日々試行錯誤しています。
2022年度は、地域密着型(文京区・対面での活動)と各地から参加できるオンラインの両輪で活動しました。文京区の活動には、初めてSRHRを知る方から、助産師やジェンダーを大学院で専攻した方まで、幅広い層から18名が集まりました。5チームに分かれて、誰にどんなメッセージを届けるかを議論し、文京区の若者や働く世代の338人に対して働きかけ、「伝える」一歩を踏み出しました。
1年間活動したピアは、「SRHRを自分の言葉で語れるようになった」「大学生活で初めてリーダーシップをとることができた」「自分を好きになった」「パートナーと楽しく過ごす時間が増えた」「政治にもアンテナを張るようになった」「自分らしい生き方を見つけられた」といった感想を寄せてくれました。そばにいる仲間のエンパワーメントに加えて、自分自身を大切に、自分で行動し、自分で決める、そんなピア自身の成長につながった一年だったと思います。
中にはパートナーシップに悩んでいるピアや、就職活動を始めたピア、働きはじめたピアもおり、ピアたちが「この選択でI LADY.な人生を歩めるか」を見極める、そんな後押しができたのかな……と嬉しく思っています。
また、2021年からオンライン全国版で活躍してくれていたピアも、学生やイベント参加者などに、それぞれの言葉でI LADY.のメッセージを届けてきました。
2年間活動してきた彼らは、「I LADY.を体現する生き方をしたい」「自分の思いを尊重できるようになったから、相手への愛ももっと表現したい」「I LADY.の発信が、I LADY.な生き方につながる」などの声を寄せてくれました。ライフステージを登る中で、高校生のキャリア啓発をしたり、性教育コンテンツを発信する職に就いたり、助産師を目指したり、SRHRのために政治に声を届ける活動をしたり、教育現場で働きはじめたりして、I LADY.のメッセージを誰かに届けることが、皆のライフワークになってきているといっても過言ではありません。
直接働きかけられる現場でなくても、「娘さんがいる男性上司と、生理について話した」なんてピアもいました。それぞれの立場から少しずつでも社会を変えることで、誰もがI LADY.に生きられる世界へ……そんな頼もしい若手のインフルエンサーたちがI LADY.に出会って花開いたこと、そんな事業に携われたことを、大変誇らしく感じます。
- Author
林 未由
NGOでのボランティア派遣、旅行会社勤務、JICA海外協力隊を経て、海外人材養成の分野に。ジョイセフの沢内村ドキュメンタリー映画に感銘を受け、2017年よりジョイセフの人材養成業務に携わる。アジア・アフリカ・中南米の行政官やNGO職員向けの研修事業に従事し、過去40カ国以上の研修員と触れ合う。2021年からは、国内のI LADY.ピア・アクティビスト研修も担当し、若者のSRHR発信者の養成を担う。趣味は裁縫と食べること。コロナで体重増加記録更新中。