ホワイトリボンランは、なぜ「ラン(走る)」大会なのか?
2024.3.11
- ジョイセフフレンズ通信
ジョイセフフレンズのみなさん
こんにちは、ジョイセフフレンズ担当の縣佳子(あがたよしこ)です。
私がジョイセフに入職してはじめてのホワイトリボン月間です。
ホワイトリボンランの週末は、愛知県の拠点で「プロギング」コースに参加しました。
プロギングとは、ゴミ拾い(PlockaUpp)とジョギング(Jogging)を合わせたスウェーデン発の新しいスタイルのフィットネスだそうです。
ゴミを拾ったら自分以外の誰かが持つゴミ袋に入れることと、ゴミを拾った相手に「ナイス~」や「ありがとう~」と声掛けをすることがルールです。
やってみるとすごく楽しいのです。「ありがとう」とか「ナイス」とか、普段あまり言われないポジティブな言葉に溢れた時間。
道行く人にも「ありがとう」と声をかけてもらい、まちが綺麗になる。
ゴミ袋と軍手さえあればできるプロギング。そんなランの形があることも知ってもらえたら嬉しいです。
それでは、今月のレポートは事務局次長でありホワイトリボンラン発起人の小野より、ホワイトリボンランをなぜ「ラン(走る)」大会にしたのかについてレポートします。
最近、更年期のせいなのか?花粉症のせいなのか?公私共にイベントが続いて多忙極めているせいか?夜中に何度も目覚め、睡眠の質の低下が気になる小野です。
皆さんは元気ですか!?
3月に入って早々、たくさんのホワイトリボンアクションの継続、ありがとうございます。
Instagramには、#ホワイトリボンラン2024 のハッシュタグの付いた画像がいっぱい!毎朝それを見てパワーと刺激をもらっています。
皆さんご存知の通り、国際女性デーのある3月は、ジョイセフが最も注目される月間です。
今年は、ホワイトリボンラン2024の全国拠点ランと東京マラソン2024チャリティが同時タイミングで開催されたり、支援先のガーナから事務所長のObengが来日したり、国際女性デー記念を冠に連日連夜イベントを開催したり、支援者の皆さんとジョイセフが対面でつながれたとても賑やかでパワフルな10日間でした。おかげさまで、ジョイセフフレンズの仲間も増えています。
能登半島地震が起きて、初心に帰りました
1月1日に能登半島地域で地震が起き、私は、東日本大震災の岩手県大槌の避難所で聞いた被災女性の言葉の記憶が蘇りました。
「幼い子どもを抱えて、2キロ先まで逃げられる体力を付けておきなさい」
まずは自分の健康と体力のために「走る」
今日3月11日で、東日本大震災があの年から13年。
私の中で、走る理由がいつの間にか美味しいお酒を楽しむため・・・に変わってしまっていたことに”はっ”となりました。
走ろう。
自分のために。
誰かのために。
ジョイセフが毎年3月に開催するホワイトリボンラン
なぜ歩くのではなく、「走る」の大会にしたのか。
根底にあったのは、東日本大震災の教訓でした。
自分が健康でなければ、自分の命も誰かの命も救えない
自分に体力がなければ、長い避難生活を乗り越えられない
いつもよりパワーアップできるよう願いを込めて「走る」大会にしました。
今年のホワイトリボンラン2024のTシャツの胸元のメッセージは「Empower myself」。
まずは、自分自身をエンパワーすること。
エンパワーした者同士が連帯して、誰かのためになるホワイトリボンムーブメントが起こせたら最高ですよね!
ホワイトリボン月間は、3月末まで続きます。
皆さんのEmpower myselfをInstagramで見せてください。私も投稿します。
【動画で「知る」 ~アンコンシャスバイアスについて~】
「男は仕事、女は家庭」
「男が大黒柱」
「女は理系が苦手」
「(夫を支える女性だけに使われることが多い)内助の功」
「男なら泣くな」
「女は男よりおしゃべり」
「男は強くて理性的」
「女は優しくて気が利く」
「男らしく、女らしく」
「男は性加害されない」
こんな言動を自分がしたり、見聞きしたことはありませんか?
このほとんどが無意識の思い込みで、「アンコンシャス・バイアス」と呼ばれています。
今回フレンズのみなさまには、ジョイセフ事務局次長の小野美智代が語った、「アンコンシャス・バイアス」についての動画をいち早く共有いたします。
視聴する
「SRHRとは何か?」「SRHRに関わるいろいろな課題」について、今後も動画等のコンテンツを通して、ジョイセフフレンズの皆さまにお伝えしていきたいと考えていますので、もしよかったらフレンズの皆さまの感想やご意見をアンケートフォームを通してお寄せいただけたら幸いです。
回答する
【3月6日ホワイトリボンムーブメント2024交流会in東京 開催報告 】
3月6日19時より渋谷にて、ホワイトリボンムーブメント交流会を開催しました。
当日は9拠点の運営者、協賛協力企業の方、ジョイセフフレンズの方合計21名の方がお越しくださりました。
第一部はジョイセフガーナ事務所長のオベンさんと過去にガーナに駐在経験もあるパートナーシップグループの榎本が、ガーナでの活動や現状についてお話ししました。
日本とは違うお祭りのようなお葬式文化と望まない妊娠が発生しうる背景の話や、14歳〜15歳の女の子たちを対象にした成人の儀式のお話には参加者の皆さん目を丸くしていました。
参加者のみなさんから質問が相次ぎ、みなさんの関心度の高さが伺えました。例えば・・
・成人の儀式の対象年齢を上げる議論はあるのか
・オベンさんがSRHRに関わる理由、現地のスタッフは何人でどんな事に苦労しているのか
・日本からの支援アプローチに対する現地の反応、受け入れられ方
オベンさんがどんな風に答えているかは、ぜひYouTubeからご覧くださいね!
視聴する
第二部の交流会では、皆さんに支援の感謝をお伝えするつもりが、参加者の皆さんが自身の支援について、熱心にお話してくださり、逆にジョイセフのスタッフが励まされました。ありがとうございました。
このような会を催す際には、必ずフレンズのみなさんにお呼びかけできるように内部で企画を工夫をしています^^同様の機会をまた設けますので是非ご参加お待ちしています!
ぜひ引き続きフレンズメルマガやLINE、ジョイセフからのお知らせをチェックしてくださいね!
【フレンズメンバーシップカードをリニューアルします】
ジョイセフフレンズにご入会いただいた際に、ご案内一式とともにお送りしているメンバーシップカード。
昨年末に事務所移転がありましたため、基本情報の更新含め現メンバーのみなさまにも新しいメンバーシップカードをお送りします。
(直近に会員になられた方は、カードの発行自体を長くお待ちいただきありがとうございます。)
メンバーシップカードの他に、フレンズのみなさまへの特典やご案内もわかりやすくまとめましたので、届きましたら一度中身をぜひご確認くださいね。
3月中にお届けできるよう鋭意制作中です!もうしばらくお待ちください。
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- 縣 佳子
- 2023年にジョイセフ入職。ジョイセフフレンズ・個人寄付者を担当。 個人事業主時代に、自分で住環境や生きる世界を選び取る重要性を痛感したことから女性の健康と権利を「女性. 選択できる世界を」という強いメッセージでけん引するジョイセフに期待と希望を抱き、一人でも多くの支援者にメッセージが届くようマーケティング分野での活動を志す。 思春期の娘2人、夫、愛犬と暮らす。好きなことはドラマ鑑賞・ヨガ・愛犬とののんびり自宅時間。