強制不妊手術:最高裁大法廷の「違憲」と国への賠償を命じる判決を受けて

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2024.7.8

旧優生保護法のもとで行われた強制不妊手術について、最高裁判所大法廷が旧優生保護法は憲法違反であるという判決を下し国に賠償を命じ、さらに人権侵害の重大性に鑑み、「20年の時効を適用することは、正義と公正の原則に著しく反する」としたことを、ジョイセフは心から歓迎します。

原告の方々の、言葉では表現できない苦悩、悲観、絶望は推し量るにあまりありますが、この判決は、日本社会の人権に対する後進性に一石を投じ、基本的人権である「性と生殖に関する健康と権利(SRHR)」や「体の自己決定権」の重要性を浸透させる歴史に残るものと受け止めます。 ジョイセフは、SRHRを含むすべての人の基本的人権が守られる社会の実現に向け、この貴重な前進が緩むことのないよう、声を上げ続けます。

公益財団法人ジョイセフ
理事長  勝部まゆみ