【国際ガールズ・デー2024】~SRHR をすべての女の子に~女の子が自分の人生を自分で選択できる社会の実現を願い、WEBサイト「SRHRってなんだろう?」を開設

2024.10.11

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ジョイセフは、世界中のすべての女の子の健康と権利が守られ、ジェンダーの格差に阻まれることなく幸せに生きられるよう、国際社会が思いをひとつにして呼びかけ合う国際ガールズ・デー(10月11日)に際し、SRHR情報サイト「SRHRってなんだろう?」をオープンしました。生きることと深く結びついた「性と生殖」に関する健康と権利について正しく知り、ライフスキルになるSRHRの知識を日本でも取得できるように、SRHRの国際スタンダードな情報を幅広く届けていきます。

目次

ジョイセフ国際ガールズ・デー2024:女の子のSRHRを実現するために

SRHRとは、「セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツ:性と生殖に関する健康と権利」。性と生殖について、一人ひとりが適切な知識と自己決定権を持ち、自分の意思で必要なヘルスケアを受けることができ、自らの尊厳と健康を守れること。SRHRは、年齢や性別を問わず、すべての人にとっての基本的人権です。

女の子は子どもであることに加え、性別による差別、社会文化的な慣習などによって、自分の身体のことでも自分で決めることは難しく、SRHRが脅かされやすい状況にあります。世界では女性器切除(FGM)、児童婚、若年妊娠、安全でない中絶などで、健康を脅かされたり、学校に行けなくなったり、暴力、虐待、搾取を受けている女の子がまだまだ沢山います。日本でも、月経、デートDVや性被害、HPVを含む性感染症などが女の子が直面する深刻な課題です。

これらの課題を解決するには、子どもの権利の尊重、男女格差や有害な社会文化的慣習の解消など、女の子を取り巻く環境の改善といった根本的な原因への多面的アプローチが必要です。同時に女の子や保護者、若者を取り巻く大人たちがSRHRの正しい知識を身につけ、女の子が必要な時に必要なケアを受けられなくてはなりません。

ジョイセフは、女の子のSRHRを阻害する社会的文化的慣習を変えるため、地域社会へのアプローチ、女の子や若者を対象とした包括的性教育の推進、保護者へのSRHRの啓発、質の良いヘルスケアへのアクセスの改善に取り組んでいます。また、この活動をすべて、地域住民の手で持続できる方法で支援しています。

私たちの支援があれば女の子のSRHRを阻害している現状課題を変えることができます。2024年の国際ガールズ・デーに、ジョイセフと一緒に女の子の支援、はじめてみませんか?

全国の若い世代へ届けたい! 「自分らしく生きるライフスキル」を、ジョイセフの出前講座で学びませんか?

「SRHRってなんだろう?」ジョイセフWEBサイトに登場

ジョイセフは長年に渡り、SRHRに関する国内外の課題に取り組む中で、基本的人権であるはずのSRHRが、その言葉も意味も認知度が低いことに苦慮し続けてきました。特に日本においては、SRHRを知らないが故に意図しない妊娠や、性感染症、子宮頸がんなどの疾病に直面している女の子が少なくない現状があることを知りました。この状況を打破するために、ジョイセフは、WEBサイトの中に「SRHRってなんだろう?」を開設しました。このページを通して、まずは一人でも多くの女の子が、SRHRを正しく知って、自分自身の性と生殖に関して真剣に向き合い、意図しないリスクから回避できたら本望です。

「SRHRってなんだろう?」見どころをご紹介!

① 結局、「SRHRってなんだろう?」 : SRHRの定義

国際スタンダートに沿って「SRHRの定義」を8つの項目に分け、身近に起きたことを中心に、ジョイセフスタッフがわかりやすく説明します。教育現場や家庭、職場など、SRHRそのものへの理解を深めたいときに活用いただけます。
SRHRの定義を知ろうページへ


② SRHRって私たちとどんな関係があるの? :〇〇とSRHR

「SRHR:性と生殖に関する健康と権利」は日本語訳のとおり、健康と権利という幅広い範囲をカバーしており、政治・経済・社会・生活と密接に関係しています。この幅広いSRHRという概念を、他のテーマと組み合わせることによって多角的に浮かび上がらせ、具体的な事柄やイメージに落とし込むことを目指します。
低・中所得国における課題とSRHRページへ


③ ジョイセフが蓄積してきたSRHRに関する情報やデータをこのサイトで順次公開

2023年、ジョイセフの「I LADY.(アイレディ)」プロジェクトで15-29歳の日本の若者(5800人)を対象に実施された「性と恋愛調査2023」を始め、外部サイトや相談窓口の情報をまとめて紹介します。
性と恋愛意識調査2023ページ