第29回松本賞 原田 省 氏(島根県)に決定
2025.4.15
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第29回松本賞選考委員会が3月28日に開催されました。
選考委員会委員ならびに過去の受賞者から推薦された候補者の功績調書をもとに、厳正な審査が行われ、現鳥取大学学長 原田 省(はらだ たすく)氏(67歳)が受賞されました。
原田氏は、1983年に鳥取大学医学部医学科を卒業後、同大学医学部附属病院産科婦人科に入局。85年に英国リーズ大学に留学し体外受精技術を学びました。帰国後、89年に鳥取大学医学部でキャリアを積み、2008年に教授に就任。以後、医学部附属病院副病院長、副学長および医学部附属病院長、理事・副学長を歴任、本年4月1日に鳥取大学学長に就任されました。
原田氏の専門分野は産婦人科学および生殖医学で、特に子宮内膜症の研究は世界的に注目されています。日本における子宮内膜症と月経困難症の治療薬(LEP:Low dose Estrogen Progestin)の開発に参画。研究のみならず臨床においても第一人者としてLEPの導入・普及にも大きな役割を果たし、セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツの向上に貢献されました。
- 松本賞とは
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一般社団法人日本家族計画協会の故松本清一会長の名を冠した顕彰制度で、日本におけるリプロダクティブ・ヘルス分野において功績をあげた第一人者に対して授与するものである。選考委員会は、日本家族計画協会、日本産婦人科医会、日本産科婦人科学会、日本生殖医学会、日本女性医学学会、ジョイセフの6団体で構成されている。