私たちの方法

ジョイセフは、基本的人権であるSRHR(セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツ:性と生殖に関する健康と権利)を推進する、日本生まれの国際協力NGOです。アフリカなどの低中所得国を中心に、医療・ヘルスケア・情報へのアクセス改善に取り組み、妊産婦や女性、脆弱な立場にある人々の命と健康が守られ、一人ひとりがエンパワーされるための活動を続けています。

海外プロジェクト

世界では今なお、低・中所得の国々を中心に、とりわけ女性やぜい弱な立場にある人々の多くがSRHRを享受できず、取り残されています。こうした人々は、健康と権利を守るための情報や、十分な医療・保健サービスにアクセスできていません。そのため、予期しない妊娠や安全でない中絶、妊娠・出産時の合併症、性感染症などで健康を損ない、生き方の選択肢を失うばかりか、命を落とすことさえ珍しくないのです。

問題の多くは、適切な医療や保健サービス、性教育、地域のサポート等によって防ぐことができます。ジョイセフは1968年に活動を開始して以来、43の国と地域で、これらの課題を改善するプロジェクトに取り組んできました。SRHRを推し進め、一人ひとりがより健康に、自分らしく生きられる世界をめざしています。

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国内事業

ジョイセフは国内におけるジェンダー格差やSRHRの課題に対して、その深刻さに危機感を持っています。日本は優れた医療や健康保険のしくみが整っており、世界で最も妊産婦死亡率が少ない国のひとつ。しかしSRHRの観点から見ると、性教育の遅れ、女性が選べる避妊法の少なさ、多様な選択を認めない結婚制度、女性や性的マイノリティの権利制限など、非常に多くの課題を抱えているのです。
こうした日本の現状を変えるために、ジョイセフは国内でもSRHRを普及する活動を広げ、特に若い世代への啓発に力を入れています。

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アドボカシー

「アドボカシー」とは、社会課題の解決をめざして市民社会の声を政治に届け、政策および法律などの制度を改善することです。官僚や政治家など政策決定や運営に携わる人々に社会課題を伝え、改善への取り組みや政策について提言を行います。
ジョイセフは、ともにSRHR推進をめざす個人や企業、団体と協力し、国内で政策決定者に対して働きかけるとともに、国連や国際会議で日本の課題を提起するなど、国際社会とのパートナーシップを通した日本のSRHRの状況改善にも取り組んでいます。

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