ネパール中部地震被災者支援 2015 被災女性・母子へのリプロダクティブヘルス(RH)サービス支援事業

すべてのプロジェクトネパール母子保健ヘルスプロモーション3.すべての人に健康と福祉を17.パートナーシップで目標を達成しよう

プロジェクト名 ネパール中部地震被災者支援 2015 ~被災女性・母子へのリプロダクテ ィブ・ヘルス(RH)サービス支援事業~
実施国 ネパール
活動の目的 リプロダクティブ・ヘルスサービスにアクセスできない被災地の女性と母子に、必要なサービスと女性支援キットを届け、健康を守るとともに、被災生活の状況を改善する。
実施地域 ラメチャップ郡、シンズリ郡、カブレ郡、 カトマンズ盆地
対象人口 被災地の女性・妊産婦
実施期間 2015年8月~2016年3月
スキーム等 特定非営利活動法人ジャパン・プラットフォーム助成事業、寄附金
共同実施機関(現地) IPPFネパール(ネパール家族計画協会:FPAN)、郡保健局(ラメチャップ郡、シンズリ郡、カブレ郡、 カトマンズ盆地)
背景 事業対象地域では、周辺にアクセスが容易な公共保健医療施設がない、あるいは施設自体が被災し十分に機能できなかったことなどから、女性や母子が保健医療サービスを受けられないことが大きな課題となっていました。女性たちは妊娠や出産、避妊、性感染症、HIV/エイズ等に関連したRHサービスのニーズが満たされない深刻な状況に置かれていました。そこで、ジョイセフでは、被災者が多い地域を中心に、女性と母子を対象とした支援活動を実施しました。
主な活動
  1. 巡回診療サービスの実施
    計 65 回の巡回診療サービスを行い、合計 12,948 名(内女性 10,337 名)に対してRHサービスを提供しました。巡回診療では、産前産後健診、避妊具の提供、子宮頸がん検査、性感染症の治療、子宮脱治療(ペッサリー装着)、家族計画やジェンダーに基づく暴力(GBV:Gender-based Violence)に対するカウンセリングを実施し、必要な場合は他機関への紹介等も行いました。
  2. 巡回診療サービスの様子


    問診(産前健診)を行う医師

  3. 女性支援キットの配付
    妊産婦が精神的安定と尊厳を保って生活再建に取り組めるように、1310人の妊産婦に、身の回りを整えるための日常必需品である、生理用ナプキン、歯ブラシ・歯磨き粉、衣類等を詰め合わせた女性支援キットを配付しました。(全14アイテム:生理用ナプキン、石鹸(手洗い用・洗濯用)、歯ブラシ・歯磨き粉、くし、爪切り、懐中電灯、タオル、下着、ペチコート、ショール、マキシ、ブラウス、サリー) )
  4. 女性支援キットの配付


    ラメチャップ郡、シンズリ郡で配付した女性支援キット

完了報告 第1期:2015年8月~2015年10月ラメチャップ郡、シンズリ郡での活動報告
第2期: 2015年12月~2016年3月カブレ郡、 カトマンズ盆地での活動報告