ガーナ初マタニティハウスのペインティングワークショップ
2024.1.29
- 活動の現場から
ガーナでもザンビア式のマタニティハウスが建設されました。塩野義製薬さんのご支援で、保健センターから遠すぎで自宅で出産するしかない女性たちのために、保健センターの隣に建設されました。
ザンビアからジョイセフプロジェクトマネージャーのアリスがガーナまで来てくれて建設されたばかりのマタニティハウスで地域住民によるペインティングワークショップが行われました。
ペインティングの様子を見に立ち止まる住民たち
ペインティングワークショップは、住民が主体的に掲載するメッセージを話し合い、合意してメッセージとともにそれをわかりやすく表す絵をペイントします。自分たちで意思決定し、自分の手でペイントすることで、建物に愛着とオーナシップが生まれ、住民たちは、建物を大切にし、主体的にメンテナンスするようになります。
参加者のコメント
インタビュー①
Promise Oususu 24歳
職業:小学校教員
参加の理由:自分には情熱があり、常に、神から与えられた能力を使って役に立つべきだと考えている。今回、地域保健管理委員会から参加の呼びかけがあった際、ぜひ参加したいと思った。
参加する前はペインティングなどは得意ではないと思って自身がなかったが、やってみたらうまくできた。色を混ぜると様々な色を作れることも知った。他の人たちにもこのやり方を教えたい。
ワークショップに参加して産前健診、施設分娩についても学ぶことができた。まだ結婚していないが、いつか結婚したらパートナーにはこのような施設を使ってもらいたい。
ワークショップに参加してこの建物にとても愛着が湧いた。自分が参加して完成したということをみんなに自慢したい。
インタビュー②
Mukaila Mariama 20歳
アセセワ高校3年生
参加の理由:先生が声をかけてくれた。多分私が絵が得意だから選ばれたのだと思う。
参加できてすごくうれしかったし、とてもいい気分。私は母乳育児のメッセージを描くチームだった。赤ちゃんが生まれたらすぐ水や食べ物を与えるのかと思っていた。6か月は母乳だけでいいとは知らなかった。いつか自分が出産するときは、このような施設を使ってみたい。安全だし、泊まりながらいろいろ学べる。看護師さんも近く人いるから安心。子どもは将来3人ぐらい欲しいと思ってるけどまだ早いかな。
ペインティングを指導するアリス
- 甲斐 和歌子
- アフガニスタンプロジェクト担当。女性クリニック支援、ランドセルなどの物資寄贈、マンスリーサポーター「ジョイセフフレンズ」の担当も兼務。ジョイセフに入ったきっかけは、九州で育ちながら培ったジェンダーに対する問題意識から。日本そして世界のジェンダー平等を実現したい。将来の夢は日本やアフガニスタンの女性が住みやすい世の中になること。