アフガニスタンの診療所で元気な赤ちゃんが生まれています
2025.2.11
- 途上国の日々
- 活動の現場から
- ジョイセフフレンズ通信
ジョイセフフレンズのみなさま
パートナーシップグループの甲斐和歌子です。いつも温かいご支援ありがとうございます。
今日はアフガニスタンからのご報告です。
ジョイセフがアフガン医療連合センター(UMCA)とともに運営する診療所では、今日も元気に赤ちゃんが生まれています。
タリバン政権下で就学、就労のほか、自由な外出や外での会話さえも禁止されている女性たち。
診療所は外出することが許される数少ない場所で、この貴重な時間を利用して、助産師がすかさず女性たちに語りかけます。
「あなたの健康はあなたが守らなければ。きちんと検診を受けてください。出産はここでできますので、来てくださいね。悩みがある方はカウンセリングも受けられます」
診療所に分娩室は一部屋しかなく、暗く設備も不十分です。
2025年は、分娩室の修繕と医療資機材の購入を行う予定です。
ベッドや点滴のセット、出産介助に必要な機材を購入します。
<利用者の声>
「私は遠い村から来ています。家の近くの病院には薬がなく、医療スタッフがあまり親切ではありません。ここでは患者に優しく接してくれますし、薬ももらえます。本当にありがたいです。」
2024年度はアフガニスタンの診療所の運営に1800万円のご寄付が集まりました。
約61400人の女性と子どもを診療し、約13500人に予防接種を行いました。すべてご寄付で実施し、無料提供いたしました。ご支援ありがとうございました。2025年も女性と子どもたちをサポートしていきます。
診療所の医療従事者たち(スタッフミーティングの様子)
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東京マラソン沿道応援ボランティア募集
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もうすぐ東京マラソンですね!
ジョイセフは、3月2日(日)に開催される東京マラソン2025チャリティの寄付先団体です。
世界から集まった52人のジョイセフのチャリティランナーを、私たちジョイセフスタッフと一緒に応援してくださる沿道応援ボランティアを募集します。
別途ご案内のメール&LINEをするので、見てくださいね!
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米国・トランプ大統領の再任に寄せて
トランプ政権になり、国際協力、ジェンダーの多様性、環境の分野への影響が強く懸念されています。
そのネガティブな変化を受け、事務局長の山口悦子が声明を発表いたしました。
https://www.joicfp.or.jp/jpn/2025/01/23/56327/
ジョイセフはより一層、女性や脆弱な立場にある人々の権利を守るため、活動していきます。
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- 甲斐 和歌子
- アフガニスタンプロジェクト担当。女性クリニック支援、ランドセルなどの物資寄贈、マンスリーサポーター「ジョイセフフレンズ」の担当も兼務。ジョイセフに入ったきっかけは、九州で育ちながら培ったジェンダーに対する問題意識から。日本そして世界のジェンダー平等を実現したい。将来の夢は日本やアフガニスタンの女性が住みやすい世の中になること。