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【インターン活動ブログ】ランドセル寄贈は互いに学びあえる国際協力支援!

2025.3.14

  • ジョイセフのオフィスから
  • 思い出のランドセルギフト

ジョイセフインターン生の吉川日菜です。思い出のランドセルギフト事業とホワイトリボンムーブメントに関わった1か月間の活動について書きます。

インターンを通じて知った「人の仕事への向き合い方」

私は今まで、アルバイト以外で「働く」という経験をしたことがなかったため、仕事に対してどのような姿勢で臨むべきで、社会人の方たちは実際どういった気持ちで働いているのかわかりませんでした。インターンシップでの活動を通じてそれぞれのスタッフの方のモチベーションの高さや一つの仕事への丁寧さから、中途半端な作業や気持ちではなく、共通の目的と、それぞれがやりがい・誇りをもって働いているということが理解できました。
今回初めてインターンシップに参加して、仕事における自分の強み・弱みを理解する機会になりましたし、ジョイセフのスタッフやイベント来場者など普段関わらないような人と交流したことで新たな視点を持つことができ、貴重な経験になりました。今回の活動内容についての学びだけでなく、「仕事」という広い意味での向き合い方や、社会人が持つ仕事に対する気持ち、抱く熱量を感じることができました。もともと、「就職して働く」ということに漠然とマイナスなイメージを持っていましたが、今回のインターンシップで社会で活動する楽しさを感じて、自分が働くことを前向きにとらえて熱量をもって取り組めたという経験ができたことに喜びを感じました。

「思い出のランドセルギフト」事業を通しての学び

この活動に対してどんな人が関心を持ってくれるのか、そもそも寄付することってその国のためになるのかどうか、国や送るものはどうやって判断されているのか、ランドセルを送る意義は何なのかなどを学ぶことができました。私はインターンシップに参加する前にサークル活動の一つとしてマダガスカル共和国へ日本で集めた文房具を届けに行った経験があります。その活動に対しても本当にマダガスカルの人たちのためになっているのかと振り返ることができた機会になりました。今後サークル活動にこの学びを生かしていきたいです。

私がランドセルの寄贈活動に関わって感じたのは、アフガニスタンの子どもの教育を受ける権利や健康を守るという支援であるだけでなく、両国のことを互いに学びあう機会をもたらす国際協力支援であるということです。今まで支援や国際協力とは先進国から途上国へという一方向性の活動だと考えていましたが、寄付をする、違う国の現状を知る、ランドセルや日本の文化を見つめなおすなど寄付する側が学んだり、考えたりするきっかけにもなっているのだということが分かりました。親世代の大人も、学生も、学生や地域の人との関わりがある先生や企業で働く人にとっても良い機会になると思うし、特に私と同じ大学生が、就職を意識したボランティア活動として取り組めたら素敵だなと思います。国際協力や海外に対して関心のある大学生にとっては取り組みやすい活動であり、これまでの知識や経験、自分の考えと実際の国際協力の活動を対比させることで、気づきを得てさらなる深い学びになります。国際的な分野や社会貢献活動に興味がない人でも一度参加すれば、アフガニスタンなど海外の国で起きていることやランドセルといった日本が誇る素敵な文化に目を向けるきっかけになると思います。

<インターンシップで取り組んだ活動紹介のためのYouTube LIVE>
企画~当日の発信まで、インターン中心に実施しました。

思い出のランドセルギフトとは
日本で役目を終えたランドセルをアフガニスタンの小学校で配付し、子どもたち、特に教育の機会に恵まれない女の子の就学に役立てる国際支援活動です。2004年の開始以来、およそ30万個の日本のランドセルがアフガニスタンへ贈られました。アフガニスタンの貧しい家庭の親が子どもたちを学校に行かせる動機にもなっています。この活動は、日本の小学校4年生の国語や中学校の英語の教科書で取り上げられています。

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栗林桃乃
国内外のジェンダーの課題に興味を持ち、大学時代〜現在ジョイセフフレンズとしてジョイセフの支援をしている。いつかジョイセフで活動をと志し、2022年にジョイセフに入職。前職はホテリエ。接客で身につけた対人スキルと2年ほど広報・企画として働いた経験を活かし現在はジョイセフで活動中。国内支援者連携窓口、思い出のランドセルギフト事業統括。日本の若者を性に関する悩みや課題から解放したい思いでI LADY. の活動もサポート。性にとらわれない生き方を実践したい。パートナーとコーギー犬との3人家族。趣味はパートナーと走るロードバイク。