【決める】性に関する行動を起こすか、起こさないか
自慰、キスやセックスなど、あらゆる性的な行動は、
するもしないもタイミングも、自分で決めていいんです。
相手の「したい」「したくない」にも耳を傾けて。
例えば…こんな困ったことをなくしたい!
- 性的な経験がないことを、仲間内で揶揄(やゆ)する
- キスもセックスも、途中で怖くなって止めたいけど断れない……
- 自慰をしていることを家族にとがめられた
- 性的感情を抱かない「アセクシュアル」の存在を知らない
ジョイセフが伝えたい大事なこと
性的経験の有無で人の価値を測らない
「あいつ童貞だよね」という話が出たとき、あなたはどうしますか? 「自分もそう思ってた!」「だよねー」など同調したり、その人を値踏みしたりしてませんか? セックスの経験やパートナーの有無で、人の価値が決まるのでしょうか?
あなたのパートナーシップ、性的行為に対する興味や優先度と、ほかの人が持つ興味や優先度は違うことをぜひ知ってほしいです。それぞれの人にそれぞれのタイミングや優先順位があり、もちろん性的な経験が一生なくても、何も恥じることはありません。このような会話になったとき、私たちには話題に乗らない、笑わない、「そんなのどうでもよくない?」と投げかける姿勢が必要です。
「アセクシャル」という性的指向
恋愛的な「好き」が分からない、キスやセックスをしたいなど性的に惹かれることがない、という性的指向があります。この指向は「アセクシュアル」、または感情的と性的な感覚を分けて「アロマンティック」「アセクシュアル」と言われたりしています。
恋愛やパートナーの話になったとき、「まだいい人に会っていないだけなんじゃない?(これから出会えるよ)」という言葉が投げかけられる場面では、その裏に「誰かと付き合いたい、性的なことをしたいと思うのが当たり前」という思い込みがあります。さまざまな性格の人がいるように、性的指向もさまざまなことを知っておけたらいいですね。