📊データで見るSRHR

5つのテーマ別POINT

(1)リアルな恋愛・結婚・家族観

  • パートナーとの出会いは、若者、大人ともに第1位は「職場、バイト先、学校」と身近なコミュニティ。若者世代は「マッチングアプリ」が第2位に続いた。
  • 若者世代の7割は結婚したい、6割は子どもを持ちたいと回答。結婚したいがしていない、子どもを持ちたくない理由は、ともに「経済的不安」が第1位だった。
  • 恋人やパートナーに気に入られるために合わせてしまう割合は、若者世代は7割、大人世代では6割を超えた。

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(2)性・セックスの意識

  • セックスのイメージは、男性では「気持ちいい」が第1位となり、女性ではスキンシップや子づくりが上位にランクイン。
  • 恋人やパートナーとセックスに関する希望について話したことがあると回答したのは、両世代で3割程度にとどまった。
  • 性的同意を「絶対に大事だと思う」と回答したのは9割程度だった一方、「性的同意とはどういうものか、正直わからない 」と若者の4割、大人の3割が回答した。
  • 気が乗らないのにセックスに応じた経験は、若者世代で4割、大人世代で5割。既婚の女性では両世代で6割を超えた。

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(3)避妊・性感染症予防の本音

  • 避妊は主に「男性がするもの」と答えた割合が若者世代で5割、大人世代では7割。
  • 実施している避妊方法は、大人の8割がコンドームと回答し(若者は6割)、低用量ピルや緊急避妊薬を使用した経験のある割合も、若者の方が高かった。
  • 若者の2割、大人の4割が、妊娠を望まないセックスで「避妊しなかった経験がある」と回答。その理由は、若者では「避妊なしでも大丈夫だと思った」、「快感が損なわれる」が上位だった。
  • 低用量ピル服用の経験は、若者女性で3割、大人女性で2割となった。入手先は「クリニックや病院」が最も多く、若者女性の方がオンライン診療やインターネット購入を利用している。
  • 緊急避妊薬の存在を「知っている」と回答したのが若者7割に対し、大人5割に留まった。入手先は、「病院などで処方箋をもらった」が最も多く、若者の5割、大人で8割を占めた。

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(4)セクシュアル・ヘルスについて

  • 若者の性に関する情報源は、「インターネット・Webサイト」「動画サイト・SNS」が上位2つとなり、男性では「アダルトビデオ・サイト」が第3位に続いた。
  • 若者女性のうち自身のからだの見た目は「今のままでいい」と回答したのは3割未満だった。
  • 若者女性の4割が「定期接種またはキャッチアップ接種」によりHPVワクチンを接種している。接種を決めた理由は「親/保護者に勧められた」が第1位だった。
  • 子宮頸がん検診を、「定期的に受診している」「受診したことがある」若者女性(20-29歳)はそれぞれ2割程度で、大人女性よりも低い割合。受診しない理由では「受診にお金がかかる」「どんな検査をするかわからず怖い」が上位2つとなった。

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(5)自分の人生を決められるか

  • 学校で受けた性教育は「役立っている」と回答したのは若者の約半数、大人の3割未満であった。特に不足していた/もっと学びたかったと感じた内容としては「セックス」、「避妊」が上位となった。
  • 自身の姓について、「名字を変えるつもりはない」と回答した若者男性は4割だった。若者女性では1割弱だった一方、「名字を変えるつもりだ」「状況によっては変えてもよい」で半数弱を占めた。

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2023

5つのテーマ別POINT

リアルな恋愛・結婚・家族観 

  • パートナーには「思いやり・優しさ」「自然体でいられること」を求める。
  • 結婚や子どもについては「結婚はしたいし、子どもを持ちたい」という回答が7割を超えた。一方で、「結婚はしたいが、子どもは持ちたくない」「結婚はしたくないし、子どもも持ちたくない」と5人に1人が回答。
  • 相手に気に入られるために合わせてしまう若者は7割を超える。

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性・セックスの意識

  • 性的同意について「絶対に大事だと思う」若者は9割を超える。 一方で、「性的同意を得ているつもりだが、本当に得られているか自信がない」と、男性の約2人に1人、女性の約3人に1人が回答。
  • 「具体的に性的同意とはどういうものか、正直わかっていない」の回答も4割を超えており、性的同意の重要性はわかっていながらも具体的には理解していない現状が明らかとなった。
  • セックスに関連した困りごとについては、男性は「特に悩みはない」、女性・男女どちらでもない場合は「容姿や体形に自信がない」、「自分の性器の大きさや形・色・においなどが気になる」が上位にランクインし、性別による差とボディイメージに関する悩みが顕著に見られた。

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避妊・性感染症予防の本音

  • 性感染症については7割超が、その予防方法については約6割が「知っている」と回答。
  • 避妊をせずに性交渉した経験があるのはおよそ3人に1人。理由として、女性は「相手に言いづらかったから」、「避妊したいと言ったが、相手がしてくれなかったから」、男性は「コンドームをつけると快感が損なわれるから」と回答。
  • ピル服用経験のある女性は、およそ4人に1人。ピルを服用しない理由で、最も多いのは「費用が高額だから」が半数弱と、価格が最大のハードルになっている。

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セクシュアル・ヘルスについて

  • 性に関する情報源は半数以上がネットやSNSと回答。
  • 子宮頸がん検診を定期的(1〜2年毎)に受診しているのは約5人に1人。
  • 受診しない理由としては「受診にお金がかかるから」、「面倒だから」、「どんな検査をするかわからず怖いから」がそれぞれ2割程度と多く、検診の必要性への理解や検診に関する情報の不足が原因となっていた。
  • HPVワクチンの認知度については、女性で約4割、男性では約2割に留まった。

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自分の人生を決められるか

  • 「人生の大きな決断において、自分を頼る傾向があるものの、女性の4割、男性の3割が自分の決断に自信がない。
  • 「自分の性別を理由に進路や職業選択であきらめたことがある」は5人に1人(18.8%)は経験があり、男女どちらでもないと回答した人は4割にも上った。

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2021

5つのテーマ

リアルな恋愛観

  • 男性は「容姿」、女性は「愛情」を、相手に求める傾向。
  • プロポーズは「男性から女性へ」というステレオタイプが見える。
  • 「結婚したら名字を変えることが常識」と考える人は女性に多く存在。男性では自身の名字を変える意識が少なく、3割台にとどまる。

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性・セックスの意識

  • セックスについてのイメージは男女で差がある。女性は男性になかった「子づくり」が上位にランクイン。
  • 「女性が「性」について語るのをタブー」とする女性はわずか1割程度とオープンな傾向。
  • 約半数の女性が気が乗らずにセックスをしている。

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避妊・性感染症予防の本音

  • コンドームをつけずにセックスをするカップルは、「膣」と「オーラル」で大きな差がある。
  • アフターピルについて全体の9割が認知しており、女性の半数近く(47.8%)が「入手先も知っている」状況。
  • 避妊や性感染症予防の必要性は理解されているが、女性が避妊アイテムを用意することについて男性の約4割が驚くと回答。

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セクシュアル・ヘルスについて

  • 泌尿器科の悩みについて相談相手がいない男性が約半数。
  • ピル服用経験のある女性は、およそ4人に1人(23.4%)。 ピルを服用しない理由で、最も多いのは「費用が高額だから」37.9%と価格が最大のハードルとなっている。
  • 4人に1人(25.2%)の女性が「生理用品が高い」と回答。

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自分の人生を自分で決められるか

  • 「19歳まで」に、人生のライフプランを考え始めた人43.9%(平均年齢19.6歳)。
  • 「自分の性別を理由に進路や職業選択であきらめたことがある」は男性18.9、女性15.1%、ジェンダーアイデンティティが無回答だった人は4割にも上る。
  • 人生の大きな決断において、自分を頼る傾向があるものの、女性の4割が自分の決断に自信がない。

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2019

5つのポイント

  • 告白未経験女性が約4割。さらに4人に3人が恋愛では相手に合わせた経験あり
  • 性の悩みを言えない?約80%がセックスの悩みや要望について恋人と話し合った経験なし
  • 性について語るのは男女平等。しかし、セックスのイメージには大きな男女差
  • 避妊や性感染症への低い意識と婦人科・泌尿器科系の相談相手がいない現状
  • 将来の決定を恋人に頼る女性。約半数が恋人に相談すると回答

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