ポイント4. 避妊や性感染症への低い意識と婦人科・泌尿器科系の相談相手がいない現状

日本の若者の避妊や性感染症への意識の低さも明らかになりました。「あなたは、セックスのときに、コンドームを必ずつけるようにしていますか。」という質問に対し、「毎回必ずつけるようにしている」と回答した男性は46.9%(2人に1人)(うち未婚男性は53.0%)となり、半数以上が毎回必ずつけていないということが分かりました[グラフ10]。さらに、「コンドームは頼まれなければつけない」と回答した男性は20.2% (うち未婚男性は16.8%)となり、避妊や性感染症への意識の低さが浮き彫りになりました[グラフ11] 。

また、「婦人科(月経含む)・泌尿器科系の悩みに関して、相談する相手はいますか。(複数回答)」という質問に女性は、1位「母親」(44.3%)、次いで「友だち」(37.3%)、「恋人・パートナー」(28.8%)、その次に「医療従事者(医師・看護師など)」(24.5%)の順となり、「母親」が1位となり、「医療従事者(医師・看護師など)」と答えたのは4人に1人にとどまりました。また男性は、1位「相談する相手が誰もいない」(49.2%)、次いで「友だち」(14.9%) 「恋人・パートナー」(12.9%)、その次に「医療従事者(医師・看護師・助産師など)」(7.6%)の順となり、2人に1人が「相談する相手が誰もいない」という結果となりました[グラフ12] 。なかなか相談できない、相談する相手もいないという若者の現状が浮かび上がりました。

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