性と恋愛 意識調査2021
はじめに
日本の若者の性と恋愛のリアルを意識調査。今の若者のリアルな恋愛観は? 性やセックスについてどう思う? 避妊や性感染症、月経などの正直な感覚は? I LADY. が国際ガールズ・デー(10月11日)をきっかけに、全国の若者3266人に対して調査を実施しました。
調査目的 | 恋愛、性、セクシュアル・ヘルス/ライツなど、パートナーとの関係性も含めた日本の若者の意識調査 |
調査対象 | 全国(47都道府県)の15-29歳のこれまでに恋人・パートナーができたことがある3266人 (未既婚不問)(性別:男性1501人/女性1499人/男女どちらでもない266人) |
調査手法 | インターネット調査 |
調査日程 | 2021/7/21(水)~7/26(月) |
5つのテーマ
リアルな恋愛観
〈調査からわかったこと〉
- 男性は「容姿」、女性は「愛情」を、相手に求める傾向。
- プロポーズは「男性から女性へ」というステレオタイプが見える。
- 「結婚したら名字を変えることが常識」と考える人は女性に多く存在。男性では自身の名字を変える意識が少なく、3割台にとどまる。
性・セックスの意識
〈調査から見えたこと〉
- セックスについてのイメージは男女で差がある。女性は男性になかった「子づくり」が上位にランクイン。
- 「女性が「性」について語るのをタブー」とする女性はわずか1割程度とオープンな傾向。
- 約半数の女性が気が乗らずにセックスをしている。
避妊・性感染症予防の本音
〈調査から見えたこと〉
- コンドームをつけずにセックスをするカップルは、「膣」と「オーラル」で大きな差がある。
- アフターピルについて全体の9割が認知しており、女性の半数近く(47.8%)が「入手先も知っている」状況。
- 避妊や性感染症予防の必要性は理解されているが、女性が避妊アイテムを用意することについて男性の約4割が驚くと回答。
セクシュアル・ヘルスについて
〈調査から見えたこと〉
- 泌尿器科の悩みについて相談相手がいない男性が約半数。
- ピル服用経験のある女性は、およそ4人に1人(23.4%)。 ピルを服用しない理由で、最も多いのは「費用が高額だから」37.9%と価格が最大のハードルとなっている。
- 4人に1人(25.2%)の女性が「生理用品が高い」と回答。
自分の人生を自分で決められるか
〈調査から見えたこと〉
- 「19歳まで」に、人生のライフプランを考え始めた人43.9%(平均年齢19.6歳)。
- 「自分の性別を理由に進路や職業選択であきらめたことがある」は男性18.9、女性15.1%、ジェンダーアイデンティティが無回答だった人は4割にも上る。
- 人生の大きな決断において、自分を頼る傾向があるものの、女性の4割が自分の決断に自信がない。