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• 分娩

  delivery 同義語：出産(birth)
  
  早産　premature delivery
  世界保健機関(WHO)の定義では「妊娠満37週未満の分娩」を早産という。広く受け入れられている早産の下限は妊娠23－24週で、胎児の体重が約500グラムである。
  
  満期分娩　full-term delivery
  妊娠37－42週での出産。
  
  過期産　post-term delivery
  妊娠42週を過ぎてからの出産。

• 人口保健調査

  demographic and health surveys (DHS) 政府または代行機関が実施する(通常5000－30000世帯の)大規模サンプルを対象にした全国調査。モニタリングとインパクト評価指標のためのデータには、人口、健康、栄養が含まれる。出生力、家族計画、母子保健、世帯の生活状況に関する最大の情報源である。

• 人口モメンタム

  demographic momentum 出生率が低下しても人口が増加し続ける現象。出生率を減らす対策にもかかわらず、生殖可能年齢に入る人口の割合が大きいため、人口増加が続く。人口モメンタムは、年齢構成が人口増加率におよぼす影響を示す。

• 人口転換モデル

  demographic transition model 何年かにわたる人口推移を示す。産業化前経済から産業化経済に発展しつつある国は、高出生率・高死亡率から低出生率・低死亡率に移行する。急速な人口増加を伴う転換期には4－5つの段階がある。その原因には社会的要因や経済的要因が含まれるが、このモデルがすべての国に当てはまるというわけではない。

• 従属人口指数

  dependency ratio 国民の中の生産年齢人口(15－64歳)に対し、経済的に従属している人口(15歳未満、65歳以上)の割合。この割合が増加すると、経済的従属人口の扶養と年金を支えるため、生産年齢人口にかかる圧力が増す。

• デポメドロキシプロゲステロンアセテート

  depot medroxyprogesterone acetate (DMPA) ⇒ホルモン避妊薬(HORMONAL CONTRACEPTION)

• 拡張と掻爬(そうは)(または掻爬)

  dilatation and curettage (or curettage)(D&C) 通常、局部麻酔のもとで行われる外科的手法。子宮頸管を拡張し、子宮腔をキューレットで掻き出す。D&Cは、組織標本をとる、長引く出血を止める、小さな腫瘍や産後の胎盤の残留物を取り除くために、または人工妊娠中絶の方法のひとつとして実施される。
  同義語：緊急掻爬(sharp curettage)

• 拡張と排出

  dilatation and evacuation (D&E) 妊娠第2三半期(訳注：妊娠中期)の人工妊娠中絶。子宮頸管を拡張させ、鉗子(かんし)と真空吸引を併用して胎児を取り出す。

• 拡張と摘出

  dilatation and extraction (D&X) 人工妊娠中絶の一つの術式で、そこには子宮から胎児を摘出する、胎児の頭蓋骨のサイズを小さくするため頭蓋内容物の一部を排出する、経腟で胎児を分娩することが含まれる。
  ⇒部分出産中絶(PARTIAL BIRTH ABORTION)

• 拡張器

  dilator 子宮頸管の入り口を徐々に拡張するため、連続して用いられる幅の異なる金属製の棒。
  ⇒浸透性拡張器(OSMOTIC DILATOR)

• 不一致

  discordance たとえば、HIV感染のような状態がカップルの片方だけにみられること。

• 二重基準

  double standards ある社会集団が他の集団より特権をもつことを認めるような不平等な道徳基準、規則または期待。性的二重基準は通常、男性よりも女性のほうに多くの制限を課す。

• 人口倍増期間

  doubling time ある一定の人口が、現在の増加率で倍になるのに要する年数。ある特定の増加率がどんな意味をもつのかを、鮮明にわかりやすく示すのに使われる。

• 薬物間相互作用

  drug interactions ある薬剤を他の薬剤と一緒に服用することで効能が変わること。物質の作用で効果が増大することも低下することもある。また、通常ならどちらの薬剤にも発生しない逆効果の副作用が起こることもある。

• 薬物耐性

  drug resistance 薬物耐性はHIVのようなウイルス、細菌または微生物が増殖するに伴って、遺伝子変化を起こす際に生じることがある。そのため、ウイルスは薬剤の制御をすり抜け、薬剤の効力をなくす。通常、耐性は薬剤を適正に服用しなかったり、治療計画を守らなかった場合に起こる。

• 二重防御

  dual protection HIVを含む性感染症と望まない妊娠を同時に予防すること。二重防御は、コンドーム単独でも正しく常用することで、またはコンドームと他の避妊法を併用することで達成できる。特にリスクの高い場合には、挿入によるセックスを避けることも二重防御になる。

• 月経困難症

  dysmenorrhoea 月経中の痛み。一般に治療を要する程の月経痛として知られる。